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連成解析(れんせいかいせき)
英訳:coupled analysis / coupled solution
連成解析とは、構造と伝熱とか、流体と構造など、複数の場の相互作用を考慮した解析のことです。複数の場を解析するため、マルチフィジックス(multiphysics)解析と呼ばれることもあります。
医用人口弁の流体・構造連成解析 | 血管内ステント構造の 流れ・構造連成解析 |
スピーカの構造・音響連成解析 |
連成解析が必要となる例には
- 圧力容器(伝熱-構造)
- 誘導加熱(磁場-伝熱)
- 超音波モータ(電場-構造) ※圧電解析
- 溶接(電流-伝熱-構造)
- 位置検出器(磁場-構造)
- 流体容器(流体-構造)
など、様々な事象、アプリケーションがあります。
連成解析は、大きく分けるとシーケンシャル連成とダイレクト連成の2種類の手法があります。更に相互作用の強弱や扱う事象、アプリケーションによって細分化されます。
Ansysにおける取扱い
- Ansysは弱連成、強連成ともに対応しています。
- 構造、熱流体、電磁場、圧電 音響など、多くの場の連成解析に対応しています。
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