CAEを学ぶ
ペルチェ効果(ぺるちぇこうか)
英訳:Peltier effect
ペルチェ効果とは、異なる金属を接合して電流を流すと、熱の吸収・放出が起こる現象のことです。熱電効果の一種です。ペルティエ効果とも呼ばれます。
ペルチェクーラーは、これを利用したものです。
ペルチェ熱は電流に比例し、電流方向が逆になると、符号が反転します。
CAEでペルチェ効果を取り扱うには、電気と熱の両方を一緒に計算する必要があるため、一般に連成解析(弱連成でよい)となります。
以下の解析例では、ペルチェ素子に直流電流を流し、どの程度冷却できるかを調べています。(電気-伝熱連成解析)

Ansysにおける取扱い
- Ansysでペルチェ効果の解析を行なうには、電気抵抗率とゼーベック係数が必要です。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
シリコンウェハ汚染予測ソリューション
-
~解析精度向上につながる~ 適切な材料特性の選定・取得ソリューション
-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.41
ユーザー様インタビュー記事4件のほか、解析事例・製品紹介などの記事を1冊に集約した保存版
-
CMP(化学機械研磨)マクロスラリー 挙動解析ソリューション
回転パッド上のマクロスラリー挙動の解析ソリューション
-
バッテリー電極におけるカレンダ加工時の膜温度の最適化 ~Ansys CFDによるソリューション~
~Ansys CFDによるソリューション~
-
コントローラ&センサのデータ駆動型シミュレーション
~データ駆動によるロボットのモデリングと制御設計~
-
デジタルツインによるシステムシミュレーション
~実稼働環境を事前検証したロボットのセンサー・制御設計~
-
EMCのお悩みありませんか? ~EMCソリューション~