CAEを学ぶ
応力強さ(おうりょくつよさ)
英訳:stress intensity
応力強さσ int は、「σ 1 -σ 2 」「σ 2 -σ 3 」、「σ 3 -σ 1 」のそれぞれの絶対値の最大値として定義され、以下の式で表されます。

応力強さσ int はトレスカの応力σ Tresca とも呼ばれます。
ミーゼス応力(相当応力)と同様に、延性材料の降伏条件としてしばしば利用されます。
また、最大せん断応力τ max と以下の関係があります。

応力強さ(トレスカ応力)は、σ int =σ y (定数)として主応力空間で図示すると、σ 1 =σ 2 =σ 3 を中心軸とする半径σ y の円筒に内接する六角柱表面になりますが、これは塑性材料におけるトレスカの降伏条件を表しています。

一般的に使用される単位
- 応力は、SI単位では Pa(パスカル)
- 長さをミリメートルとした場合 MPa(メガパスカル)
Ansysにおける取扱い
- Ansys では応力強さを SINT と略して表記することがあります。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
冷間鍛造解析による事前可視化
~Ansys LS-DYNAによるソリューション~
-
切削熱を伴う切削加工解析
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
動脈硬化による血管内部の状態可視化
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
SDGsとカーボンニュートラル実現へ向けた CFDによる水素バーナの燃焼解析
CFDによる水素バーナの燃焼解析
-
シリコンウェハ汚染予測ソリューション
-
~解析精度向上につながる~ 適切な材料特性の選定・取得ソリューション
-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.41
ユーザー様インタビュー記事4件のほか、解析事例・製品紹介などの記事を1冊に集約した保存版
-
CMP(化学機械研磨)マクロスラリー 挙動解析ソリューション
回転パッド上のマクロスラリー挙動の解析ソリューション