CAEを学ぶ
時間ステップ(じかんすてっぷ)
英訳:time step
時間ステップとは、非線形解析や時刻歴応答解析(過渡解析、非定常解析)で、1回あたりに進める時間間隔のことです。
タイムステップ、時間刻みとも呼ばれます。
非線形解析では、時間ステップを大きくすると収束性が悪くなる場合があります。一方で時間ステップが小さすぎると計算コストが高くなります。収束性と計算コストのバランスをとった適切なステップ幅を設定する必要があります。
時刻歴応答解析では、時間ステップを大きくとると計算回数を減らすことが出来ますが、解析精度は悪くなります。計算コストと精度のバランスをとった適切なステップ幅を設定する必要があります。
ステップ幅を自動調節する自動時間ステップ機能を利用すると効率的です。
なお、静解析の場合、時間ステップは単なるカウンターとして用いられます。(時間依存性のある材料を使う場合を除く)
一般的に使用される単位
- s(秒)
Ansysにおける取扱い
- Ansysはデフォルトで自動時間ステップ機能を利用します。
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