CAEを学ぶ
飽和磁束密度(ほうわじそくみつど)
英訳:Saturation magnetic flux density】
飽和磁束密度(Bs)とは、磁性体が磁気飽和したときの磁束密度(磁束の単位面積当たりの面密度)を示し、最大磁束密度とも呼ばれます。磁気飽和するとインダクタンスが急激に低下し、コア材がないコイル(空芯コイル)と同等になるため、過電流が流れ、機器や回路の異常や故障の原因となります。
大きな電流を扱う際には、磁気飽和が起こらないよう制御回路で工夫したり、最大磁束密度に達しづらくなるように高い飽和磁束密度を備える素材をコイルのコア材に採用したりする必要があります。高い飽和磁束密度を備える素材は、パーマロイやセンダスト、パーメンジュールなどがあります。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
バッテリー電極におけるカレンダ加工時の膜温度の最適化 ~Ansys CFDによるソリューション~
~Ansys CFDによるソリューション~
-
コントローラ&センサのデータ駆動型シミュレーション
~データ駆動によるロボットのモデリングと制御設計~
-
デジタルツインによるシステムシミュレーション
~実稼働環境を事前検証したロボットのセンサー・制御設計~
-
EMCのお悩みありませんか? ~EMCソリューション~
-
ガラス炉の燃焼効率向上・NOx削減ソリューション ~Ansys Fluentによるソリューション~
~Ansys Fluentによるソリューション~
-
炭素回収・利用・貯留におけるCO2の削減 ~Ansys Fluentによるソリューション~
~Ansys Fluentによるソリューション~
-
仮想環境で実現するマシンビジョン設計~Ansys Speosによるカメラ&照明最適化ソリューション~
~Ansys Speosによるカメラ&照明最適化ソリューション~
-
構想設計ですぐにリアルタイム検証 ~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~
~解析専任者ゼロでも使いこなせるAnsys Discovery~