CAEを学ぶ
アワーグラスモード(あわーぐらすもーど)
英訳:hourglass mode
アワーグラスモードとは、ひずみエネルギーが発生しない変形モードのことで、 物理的には発生しない数学的な安定状態です。低減積分を用いた要素で発生します。

アワーグラスモードを防止するには、まずはメッシュを細かくすることを検討します。また、アワーグラスモードを制御する擬似的な抵抗を加える要素テクノロジを使用して対処することも出来ます。
後者の方法を用いた場合、アワーグラス効果を制御するために導入された疑似エネルギーが解の精度を低下させるため、注意が必要です。トータルのエネルギーとアワーグラス制御から生じる疑似エネルギー を比較することによって、解の精度をチェックできます。
Ansysにおける取扱い
- Ansysの構造解析用の要素にはアワーグラスモードを制御する擬似的な抵抗を加える要素テクノロジが用意されています。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析
~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~
-
吸入器内の粒子挙動を可視化する
~薬剤送達効率向上に向けた解析~
-
医薬品バイアルの温度挙動解析
~保管環境の影響把握と品質維持に向けた可視化アプローチ~
-
そのFDTD計算、もっと速くできる!Lumerical+GPUでフォトニクス解析に革命を
-
Ansys TwinAIを用いたFusionモデリングのご紹介
-
構想設計で解析を実行しフロントローディング
~Ansys Discovery Premiumへのアップグレードご提案~
-
振動トラブルを未然に防いで解析を実施するために
~Ansys Mechanical Premiumへのアップグレードご提案~
-
製品の信頼性・寿命向上を実現するために
~Ansys Mechanical Enterpriseへのアップグレードご提案~