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アワーグラスモード(あわーぐらすもーど)
英訳:hourglass mode
アワーグラスモードとは、ひずみエネルギーが発生しない変形モードのことで、 物理的には発生しない数学的な安定状態です。低減積分を用いた要素で発生します。

 アワーグラスモードを防止するには、まずはメッシュを細かくすることを検討します。また、アワーグラスモードを制御する擬似的な抵抗を加える要素テクノロジを使用して対処することも出来ます。 
 後者の方法を用いた場合、アワーグラス効果を制御するために導入された疑似エネルギーが解の精度を低下させるため、注意が必要です。トータルのエネルギーとアワーグラス制御から生じる疑似エネルギー を比較することによって、解の精度をチェックできます。
Ansysにおける取扱い
- Ansysの構造解析用の要素にはアワーグラスモードを制御する擬似的な抵抗を加える要素テクノロジが用意されています。
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