CYBERNET

CAEを学ぶ

偏差ひずみ(へんさひずみ)

英訳:deviatoric strain

偏差ひずみとは、ひずみのうち体積変形に関わる部分を除いたひずみです。

ゴムのような非圧縮性の材料では、数値計算の都合により体積変形とそれ以外の部分を分離して扱う方法が主流です。
大ひずみ問題では、変形勾配テンソルFの体積変形以外の部分を以下の形で定義します。(Jはヤコビアンです)

これにより、主伸長比の体積変形以外の部分に相当する偏差主伸長比は、以下のようになります。

同様に、ひずみの不変量の体積変形以外の部分に相当する偏差ひずみの不変量は、以下のようになります。

超弾性材料のひずみエネルギー密度関数の定式化には、偏差ひずみの不変量や偏差主伸長比がよく用いられています。

CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc. のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。本ウェブサイトに記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示((R)、TM)を付記していません。 CFX is a trademark of Sony Corporation in Japan. ICEM CFD is a trademark used by Ansys under license. LS-DYNA is a registered trademark of Livermore Software Technology Corporation. nCode is a trademark of HBM nCode.