CAE用語辞典 ヌセルト数 (ぬせるとすう) 【 英訳: Nusselt number 】
ヌセルト数とは、対流する流体の熱伝導と熱伝達の比を表した無次元数です。
一般に記号Nuが用いられます。
対流が生じていなければNu=1となります。
ヌセルト数は対流による熱伝達性能(放熱性能など)を評価する際に用いられ、ヌセルト数が大きいほど、対流による熱輸送効果が高いことを示します。
自然対流の場合は、レイリー数と関連付けられており、強制対流の場合は、レイノルズ数、プラントル数と関連付けられていることが多いです。
平板や円筒、直方体など、簡単な形状の場合は、経験式から算出可能です。
一般的に使用される単位
- 無次元数のため単位はありません。
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