CAE用語辞典八分木 (はちぶんぎ) 【 英訳: octree 】
八分木とは、三次元ジオメトリをメッシュ分割する手法のひとつです。オクトツリーとも呼ばれます。
八分木による四面体要素のメッシュ生成プロセスを説明します。
まず最大サイズの要素を初期メッシュとして生成し、ジオメトリを完全に覆うように埋めます(図(1))。
続いて、領域の大きさに合うように再分割されます(図(2))。このとき、3次元の各方向に2分割するため、「八分木」と呼ばれます。
最後に、メッシュをジオメトリに一致するように分割/スワップし、要素形状を改善するようスムージングします(図(3))。
八分木法は、一般的に多少のギャップが存在してもメッシュの作成が可能です。また、形状に依存しないメッシュを作成できます。
八分木法およびデローネ法によるメッシュ作成例(断面図)を示します。
Ansysにおける取扱い
- Ansysは八分木法のほか、様々なメッシュ生成手法に対応しています。
関連用語
メッシュ、 フリーメッシュ、 マップトメッシュ、 マルチゾーンメッシュ、 スイープメッシュ、 レイヤーメッシュ、 アドバンシングフロント、 デローネ
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