CAEを学ぶ
円筒座標系(えんとうざひょうけい)
英訳:cylindrical coordinate system
円筒座標系とは、中心からの半径(R)、径方向の角度(θ)、円筒軸方向の距離(Z)で座標位置を表す座標系です。
円柱座標系とも呼ばれます。
CAEでは、円筒形状の半径方向の変位量を観察するときなどに、円の中心に原点を持つ円筒座標系を参照してR方向変位結果を表示するといった使い方をします。

直交座標系(X,Y,Z)から円筒座標系(R,θ,Z)へは以下のように変換できます。

円筒座標系から直交座標系へは以下のように変換できます。

Ansysにおける取扱い
- Ansysで円筒座標系を参照した場合でも、座標軸はX,Y,Zで表記されますので、XはR、Yはθと読み替えてください。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.42
ユーザー様インタビュー記事7件を1冊に集約した保存版
-
誤差との上手なつきあい方 ~流体解析の計算誤差~ (完全保存版)
誤差との上手なつきあい方 前編・後編 を1冊にまとめた保存版 PDF
-
非線形解析の壁を突破するシミュレーション技術
~Ansys LS-DYNAで解決!最大荷重評価のボトルネック~
-
事例でご紹介!流体解析分野のエンジニアリングサービス ~解析業務の委託・立ち上げ支援・カスタマイズによる効率化など~
-
はんだ濡れ上がり形状予測解析
~Ansys LS-DYNAで電子機器の信頼性向上に貢献~
-
Ansys ユーザーのための PyAnsys 完全ガイド
Pythonで加速するCAEワークフロー
-
共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析
~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~
-
吸入器内の粒子挙動を可視化する
~薬剤送達効率向上に向けた解析~

