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CAE専任者の困りごとをクラウドで解決

突発的な大規模解析、働き方改革に最適

CAE専任者の困りごとをクラウドで解決:CAE・Ansysの解析事例/技術資料を無料公開中

CAEのあるものづくり |公開日:2020年06月

目次

  1. CAEを使った解析を行う際によく問題となりうることとは
  2. クラウドの使用によって解決できる悩みごと
  3. クラウドの管理のしやすさや使いやすさ
  4. クラウドの料金体系
  5. クラウド導入時によく問題となること
  6. クラウドのハードウェア更新タイミングについて
  7. セキュリティ面について
  8. 容量の大きなファイルでも大丈夫か
  9. CAEツールのライセンスは使用中のものをそのまま利用できるのか
  10. AEとクラウドを実際に使用されているお客様のご感想
  11. クラウドの導入によりもたらせるメリット

今回のインタビューでは、CAEクラウドサービス提供者(以降、CSP:Cloud Service Provider)、CAE専任者のお二人(以下、Mさん、Fさん)にお話をお伺いしました。近年の働き方改革に伴う時間外勤務の制限、コスト削減、そしてますます性能が求められるマシン要件に応じて、CAE分野においてもクラウドの利用が増えております。本インタビューではCSPとCAEの専任者が対談形式にてCAE専任者の困りごとをクラウドでいかに解決できるかについてご紹介いたします。

CAEを使った解析を行う際によく問題となりうることはどのようなことですか?

Fさん :私は主に流体解析を行うお客様のサポートを行っておりますがその場合、「計算時間が長い」「解析規模が大きくなりすぎて解析が流せない」というような問題をよくお聞きします。

Mさん :私は構造解析を担当していますが、普段は手元のワークステーションで事足りますが、時々大きな計算をしようとするとマシンに辛さを感じるというご意見をいただきます。また、構造解析ではGPUが有効なことが多いですが、GPUは結構高価なので、それを時々の用途のために買うことはできないので、必要に応じて使えるようないいソリューションがないかなと感じます。

CSP :CAE を利用されるお客様の困りごとで多いのは、やはり計算リソースですよね。大規模な解析を行いたいときや、使いたいときにマシンがないために計算ができないとか、GPUのようななかなか調達できないものも使って解析をしたくても簡単には調達できない、といった困りごとが多いかと思います。

Mさん :最近よくあるのが、働き方改革で残業禁止になってしまって、昼間の時間帯で集中して仕事をしたいというときに、マシンもライセンスも足りないといったようなお話をよく伺いますね。

Fさん :いろいろな開発の設計案を試したいのにやはり時間が足りなくて、5案試したいところが1-2案試せれば御の字になってしまうというのがよく聞く話です。その中で本当に最適なものを選べているのか?という疑問を持ちながらの開発になってしまうのが、やはりどうしても頭の痛い問題です。

CSP :定常的に忙しいのであれば、それなりのものを持っておいて定常的に使えるかと思いますが、ピークに波がありますので、それに合わせて必要なものを購入するとなると無駄な購入になってしまいますよね。ベストなのは一番低い絶対必要な部分は購入されていて、それを超える部分については都度クラウドなど一時的な環境を使うというのが、便利ではないかと思います。

Mさん :また、大規模な計算をしようとするとマシンを複数繋いでクラスタを組みたいということがあると思うんですね。特に流体解析でそういったご要望が多いです。

Fさん :そうですね、流体解析はメモリももちろんですが、特にコア数が計算速度に影響するので、オンプレのマシンでそれだけのコア数を積むのが難しい場合は、クラスタ化を考える必要が出てきます。ただ、解析専任者にクラスタ化の作業や管理ができるかというのも、非常に大きな問題になります。

Mさん :クラスタのようなマシンをオンプレで置こうとするときに部屋が空いていないとか、電源工事をしなければならないとか、空調を新しく入れなければならないといった、コンピューター以外の部分で土木作業のようなことが結構あって、これを稟議申請して通すのが大変という話もよくあります。

クラウドを使用して、こういった悩みごとは解決できるのでしょうか?

CSP :はい、解決できます。「サイバネットCAEクラウド」はお客様が日頃お使いのCAE環境を柔軟かつスピーディにAWS(Amazon Web Service)上でご提供するサービスです(図1)。解析専任者の皆様には多くのことが求められていると思います。本来であれば精度を上げて品質の高い解析を行いたいのですが、時間の関係上精度を甘くして解析しなければならないということもあると思います。それはやはり、計算リソースが少ないというのがボトルネックになると思いますので、そのような時は使ったリソースの分だけ料金が発生する便利なクラウド環境があれば、タイムリーかつ品質の高いものをお客様にご提供できる結果になると思います。

図1 サイバネットCAEクラウド

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