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Ansys 19.0 注目の最新機能のご紹介

CAEのあるものづくり Vol.28|公開日:2018年2月
目次
- はじめに
- Ansys HPC最新機能のご紹介
- Ansys Mechanical 最新機能のご紹介
- Ansys CFD 最新機能のご紹介
- Ansys Meshing最新機能のご紹介
- おわりに
はじめに
2018年1月、最新のAnsysバージョン19.0がリリースされました。本稿ではAnsys MechanicalおよびAnsysCFDの注目の最新機能をご紹介いたします。
Ansys HPC最新機能のご紹介
R19.0より並列計算用HPCライセンスのコア数のカウント方法が変わり、よりお得に利用できるようになりました。
2.1 標準で4コア並列計算が可能
R19.0より下記のプロダクトにて標準で利用できる並列計算コア数が2から4に増加しました。(CFD EnterpriseおよびPremiumはR18.0より標準4コアに対応しています)
Mechanical CFD Maxwell 3D / Mechanical Maxwell 3D / Mechanical CFD / Mechanical Enterprise / Mechanical EnterpriseSolver / Mechanical Premium / Mechanical Pro / Icepak / Icepak Solver / Autodyn
この変更はR19.0以前のバージョンにも適用されます(図1)。(R19.0のライセンスマネージャのインストールが必要です)
図1 標準コア数の変更
2.2 HPC Packが標準コアに加算して利用可能
R19.0よりHPC Pack利用時に、標準で利用できる4コアに加算するように改訂され、これまでよりも多くのコアを利用できるようになりました(図2)。
図2 HPC Packのコア数カウント方法変更
Ansys Mechanical 最新機能のご紹介
3.1 音響解析システムを追加
R18.2より新しい解析システム「音響モーダル」「音響周波数応答」が追加されました。静穏化・静粛化が求められる製品の開発などにご利用いただけます。音響と構造の連成解析(片方向およびフル連成)も可能です(図3)(図4)。
図3 構造物の振動を音源とした騒音解析例
図4 構造→音響の片方向連成設定例
励起条件として表面速度や入射波音源などを設定できます。境界条件として剛体壁のほか、インピーダンス境界や吸音材(JCAモデル等)を設定して吸音効果を考慮できます(図5)。
図5 音響解析の境界条件
また、PML(Perfect Matching Layer: 完全整合層)による無限境界のモデル化により…
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