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Ansys17.0 注目の新機能

CAEのあるものづくり Vol.24|公開日:2016年5月
目次
- はじめに
- 配線パターンのインポート
- 剛体運動解析
- 複合材の構造解析
- カスタマイズ
- 最後に
はじめに
2016年1月にAnsys ® 17.0 がリリースされました。今までのバージョンアップ同様、Ansys17.0のバージョンアップにおいても、非常にたくさんの新機能が追加されております。これらの新機能によって、より高度な解析を、より使いやすい環境で解析することが可能となっております。ここでは、たくさんの新機能の中から、特に注目される新機能についてご紹介させていただきます。
配線パターンのインポート
PCB(プリント基板)は年々飛躍的に複雑になっており、それに伴いPCBのレイアウト設計や熱設計などでシミュレーションの必要性がますます高まってきています。そのような中、PCBの機械設計のためのFEMによる構造解析は以前から利用されてきました。しかしながら、PCBの構造解析は、「複雑な配線パターン」「膨大な部品点数」「薄板の多層構造」といったPCB固有の特徴により、詳細なFEMモデルを作成することが困難で、極端に単純化されたFEMモデルで解析するか、或いは苦労して作成した詳細なFEMモデルを、ハイスペックなPCで長い時間をかけて解析する必要があり解析精度や計算時間が犠牲になっていました(図1、表1)。
Ansys17.0 では、このようなPCBの構造解析のための新機能が追加されました。具体的には、17.0ではECADからPCBの各層の配線パターンをAnsysにインポートすることが可能となりました。さらに、複雑な配線パターンはそのままFEMモデル化されるのではなく、自動マッピング機能によって、指定した解像度で適度に簡略化されたかたちでインポートされるため、精度を損なわないよう調度よい具合に単純化されたFEMモデルを現実的な時間で解析することができるようになりました(図2、表2)。また操作に関しては、使い勝手のよいGUIとして定評のあるAnsys ® Workbench ™ 上で全て行うことが可能となっております(図3)。この新機能により、PCBの構造解析の精度と時間を大幅に改善することが可能となりました。
図1 複雑なPCBは、解析モデル化が困難
表1 モデル化とコスト・精度の関係
図2 配線パターンは、自動マッピング機能によって適度に簡略化されたかたちでインポートされる
表2 モデル化とコスト・精度の関係
図3 設定は、全てWorkbench上で行われる剛体運動解析
Ansysが持っている解析機能の一つに、剛体運動解析があります。剛体運動解析は...
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