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3次元ダイレクトモデラー『Ansys SpaceClaim 2015』
3Dプリンター用の出力データ、STLデータを直接編集できる機能を大幅に強化!

CAEのあるものづくり Vol.22|公開日:2015年3月
SpaceClaimは、ダイレクトモデリングという自由度の高い手法と直観的な操作環境により、日常的にCADを利用されていない方でも簡単に3次元形状や2次元図面の作成/編集を行うことができる3次元ダイレクトモデラーです。
2014年11月にSpaceClaim Engineer 2014の後継バージョンAnsys SpaceClaim 2015がリリースされ、評価の高い操作性はそのままに、多くの機能強化や新機能追加がなされました。製品名がSpaceClaim EngineerからAnsys SpaceClaimに変更されましたが、インターフェースや操作方法、ライセンス管理システム等に変更はありません。
最新バージョン2015では、モデリングや解析準備に対して様々な機能強化が図られています。例えば解析準備では、これまで解析ユーザの皆様からご要望の多かった微小エッジの検出・削除を行う機能が追加されました。
さらに、オプション製品「STL編集モジュール」に多くの新機能が追加されるなど、STL形式に代表されるファセットデータ(小さな三角形の集合体として表現された3次元形状)の修復・編集機能が大幅に強化されました。STL編集モジュールは2014年3月にリリースされたSpaceClaim Engineer(現Ansys SpaceClaim)用のオプション製品で、ファセットデータの修復や編集を行うための機能が含まれます。今回のファセットデータに対する修復・編集機能の強化により、例えば3Dプリンターに出力するデータの準備をさらに素早く的確に行うことができるようになりました。
本稿では、バージョン2015におけるモデリング、解析準備、STL(ファセットデータ)編集を中心に新機能や機能強化の例をご紹介します。
モデリング
- [ 挿入]タブに追加された[ラップ]ツールを用いて、ソリッドやカーブを湾曲した面に巻きつけられるようになりました。
- ラウンドが作成された順番を入れ替えられるようになりました。
- 徐変フィレットの作成・編集機能が強化されました。
- カーブの端点やサーフェスエッジをプルする際に、そのまま延長するか正接する方向へ延長するかを切り替えられるようになりました。
- 点とカーブ、点と面とのブレンドが可能になりました。
- 点を面上に投影できるようになりました。

解析準備
- 中立面作成後にソリッドを形状変更した場合、作成済みの中立面を更新できるようになりました。
- [ インプリント]ツールが強化されました。例えば…
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