解析事例
ゴム材料の周波数応答解析~周波数に依存した剛性と減衰の考慮~
こんな方におすすめ
- ゴム材料で粘弾性特性を考慮した振動現象を評価したい。
防振ゴムとプレートの振動解析の事例です。
ゴム材料は粘性の効果により周波数毎に剛性と減衰が変化します。線形材料では周波数により剛性が変化しないため、ゴム材料の挙動を十分に考慮することができません。Ansysでは粘弾性材料を設定することで、周波数に依存した剛性と減衰を考慮し精度の高い解析が可能です。
ここで線形材料と粘弾性材料を設定した場合の周波数応答結果を比較します。それぞれの材料は1次の周波数で剛性、減衰を同じ値としています。そのため1次の応答値は一致しています。1次以降のピークは粘弾性材料の場合、周波数によって剛性、減衰が変化するため、線形材料と異なる応答結果になることが分ります。
 
 貯蔵弾性率G’(ω)の角周波数特性
剛性を表す特性
 
 損失弾性率G”(ω)の角周波数特性
減衰を表す特性
 非線形材料モデリング分科会 公開データベース 「天然ゴムⅠ硬度65」 
   http://www.jancae.org/annex/annexDBj/index.html 
解析モデル
 
 モデル図
解析結果
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE- 
              
                  はんだ濡れ上がり形状予測解析~Ansys LS-DYNAで電子機器の信頼性向上に貢献~ 
- 
              
                  Ansys ユーザーのための PyAnsys 完全ガイドPythonで加速するCAEワークフロー 
- 
              
                  共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~ 
- 
              
                  吸入器内の粒子挙動を可視化する~薬剤送達効率向上に向けた解析~ 
- 
              
                  医薬品バイアルの温度挙動解析~保管環境の影響把握と品質維持に向けた可視化アプローチ~ 
- 
              
                  そのFDTD計算、もっと速くできる!Lumerical+GPUでフォトニクス解析に革命を
- 
              
                  Ansys TwinAIを用いたFusionモデリングのご紹介
- 
              
                  構想設計で解析を実行しフロントローディング~Ansys Discovery Premiumへのアップグレードご提案~ 


 
  
                   
                   
                   
                   
                   
                   
                   
                   
                 
                 
                 
                