解析事例
射出成形におけるそり解析
こんな方におすすめ
- そり変形の要因を分析(予測)し、そりを低減したい
- プラスチック製品の構造解析を、成形過程を考慮する所から始めたい
- 樹脂流動解析と構造解析との連携解析を簡単に行ないたい
ここでは、スプルー、ランナー、ゲート、製品部からなるモデルの樹脂流動解析を行い、得られた熱ひずみを用いてそり解析を実行し、最終的にモデル内の変位や応力といった構造評価までを行う事例をご紹介します。
解析モデル

1. 射出成形解析
Ansys Workbenchを起動し、射出成形解析を行ないます。CADデータの読み込み機能や自動メッシュなど、Ansys Workbenchの持つ機能をそのまま使って解析が行なえます。
射出成形に固有の設定条件も、ツリービューでわかりやすく表示されるため、スムーズに設定作業が行なえます。
射出成形に固有の設定条件も、ツリービューでわかりやすく表示されるため、スムーズに設定作業が行なえます。

樹脂充填後の温度分布

設定項目
2. 構造解析との連携
1. で求めた体積収縮率を、構造解析の初期ひずみとして利用します。連成解析の設定は、ドラッグ&ドロップで簡単に行なえます。

そり解析はAnsysの線形構造解析ソルバーで実施
3. 解析結果(そり形状)
上記1~2の成形条件の検討を繰り返し、そりの少ない良品の得られる条件を見出します。
また結果の評価では、コンター表示やアニメーションなどAnsys Workbenchの多様なポスト処理機能をそのまま利用いただけます。
また結果の評価では、コンター表示やアニメーションなどAnsys Workbenchの多様なポスト処理機能をそのまま利用いただけます。

構造解析結果:最終的なモデルの変形形状