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解析事例

電磁界解析

LC回路をN段に分割した場合のSパラメータ、TDR、トランジェント解析

こんな方におすすめ

  • 特性インピーダンスが支配的な伝送線路の解析を活用したPCB設計の事前検証。

LC回路の分割数を増やした場合のS21特性、TDR特性、受信波形解析結果を紹介します。

一般にPCBの配線の途中に集中定数のLC回路が存在する場合には、LCの時定数のオーダーで伝搬波形に歪が発生します。
ここでは全体のLCの値を変えずにN分割してNの値を増やすことにより、LCの時定数が小さくなり、歪の発生する時間が小さくなり、歪の大きさも次第に減少していくのが確認できます。また伝搬特性(S21特性)帯域幅も増大していることから理想的な伝送線路モデルに近づいていることが確認できます。

解析結果


L,Cの回路をN(=8)段に分割した場合の解析用回路図:(Rd=50Ω、Rt=50Ω)

L,Cの回路をN(=1~8)段に分割した場合のS21特性、TDR特性、受信波形解析結果

L,Cの回路をN(=1~8)段に分割した場合の受信波形解析結果

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