解析事例
医療系CTスキャンデータをもとに脳動脈瘤内の血流を可視化する事例
こんな方におすすめ
- 医療系CTスキャンデータを元に、血管内の流動状態を可視化したい
動脈瘤内の流れ解析を 流体解析ツール Ansys CFX と メッシングツール Ansys Extended Meshing で行った事例です。
実際にMRIで撮影された一連のDICOM画像データから脳血管のみをReal INTAGE
で表示します。
その後、脳動脈瘤の周辺組織を抽出して、STL(Stereo Lithography)モデルを作成しました。STLデータはAnsys Extended
Meshingに取り込み、ジオメトリ修正とメッシングを行います。取り込み直後のファセットデータは、約10000ファセットです。
データは切り出し面に大きな穴があり、このままではメッシングが出来ません。メッシングのために閉じたボリュームにする必要があるため、穴をふさぎます。ジオメトリの自動チェック機能により、穴が開いている部分が表示されるので、そのエッジラインを使ってジオメトリを修正します。サイズを指定した後は自動でメッシングを行います。要素数は628,896、節点数は114,536です。
Ansys Extended Meshingの中で定義した領域情報は、Ansys
CFX内でも反映され、ツリー状に領域情報が表示されます。圧力や流速がかかる位置などの条件を設定して計算を流すと流線での流速、コンター図での圧力分布などが可能です。
これ以外にも、動脈瘤などで流れの解析を行い、コイルをつめたときに流線がどう変わるかなどをシミュレーションすることも可能です。
解析結果
Ansys Extended Meshingでジオメトリ修正とメッシング 10,005ファセットSTLデータ
![]() 取り込み直後のファセットデータ |
![]() 切り出し部にサーフェースを追加 |

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