重要なお知らせ 新型コロナウイルス感染拡大にともなう電話問い合わせについて
IT資産管理ツールの比較・相談ならIT資産管理の窓口


IT資産管理を学ぶソフトウェアライセンス管理の重要性と管理のポイント

ソフトウェアライセンス管理はIT資産管理の中で重要なテーマです。IT資産管理ツールの導入理由としてソフトウェアライセンス管理を挙げる企業も多いですが、ツールを導入しただけでは、ソフトウェアの管理はできない点に難しさがあります。

そこで本章では、ソフトウェアライセンス管理の重要性とライセンス管理を行う際に理解しておかなければならないポイントを説明いたします。

ソフトウェアライセンス管理の重要性

社会的・金銭的リスクへの対応

ソフトウェアライセンス管理の重要性の第一に、ライセンス違反による社会的・金銭的リスクへの対応が挙げられます。

ソフトウェアは著作権で保護されており、ライセンスの違反を行うことは著作権法違反の犯罪行為となります。また、多くのソフトウェアの使用許諾の中には監査権という項目が含まれています。監査権とはソフトウェアを開発したメーカーが、そのソフトウェアを利用している企業に対して正しいライセンス使用となっているかを調査する権利です。ソフトウェアを利用している状態は使用許諾に同意していることになるので、メーカーから監査の要求があった場合は、断ることはできません。

監査によってライセンス違反が発覚した場合、通常のライセンス費用に加え、違約金を支払わなくてはならない事態が生じます。最近では1億5000万円を超える違約金の支払い事例も出ています。また、著作権侵害の疑いによって裁判所が証拠保全の命令を出した場合、PC利用ができず業務を止めてしまうケースもあります。

このように、適切なライセンス利用を行っていることが担保されていない状況を放置することは、社会的・金銭的リスクが極めて高い状況となるのです。

コスト管理

ソフトウェアライセンス管理の生み出すメリットして、ライセンスコストの削減が挙げられます。

ソフトウェアライセンス管理が正確にできていれば、余剰ライセンスの発見なども可能になります。会社全体や部署ごとのライセンス保有状況を把握することで、例えば、A部署で余っているライセンスをB部署でリクエストがあったPCや人に割り当てるなどの最適化を実施し、ライセンスの購入を抑えることができます。

またライセンスの使用状況を棚卸することは、自社のライセンス契約状況を見直し、より最適なライセンス購入計画を立案する上での重要な情報となります。ライセンス管理を行うことは単にリスクを削減するだけでなく、コスト削減といった利益を生み出す可能性もあるのです。

ソフトウェアライセンス管理のポイント

上述したように、ソフトウェアライセンス管理は企業のリスク管理、コスト管理にとって重要となりますが、実際に管理を行っていく上では理解しておくべきポイントがあります。

適切な管理を行うためには、ソフトウェアライセンスに関しての知識が必要

まずソフトウェアライセンスの適切な管理を行うためには、ライセンス契約に関しての知識が必要となります。

ライセンス契約には同じソフトウェアでもボリュームライセンスやパッケージライセンスなど様々な種類があり、契約形態によりセカンドライセンスやダウングレード権の有無などの使用許諾の条件が異なるケースがあります。ライセンス管理を正しく行うためには単にPCにインストールされている数だけでは不十分で、自社で保有しているライセンスの使用許諾に則った使用がなされているかを把握し、ソフトウェアが正しく使われていることを示せる状態を維持する必要があります。

また、近年ではクラウドサービスの利用拡大にともない、PC単位からユーザー単位のライセンスに変更となるケースや、買い切りから年間利用のサブスクリプション形式になるなど契約形態も変わってきていることも理解しておくことが重要です。


ライセンス種別の例(Microsoft Officeの新しい提供体系)

適切な「管理対象」と「管理レベル」を設定する

ソフトウェアライセンス管理を実施する際には「管理対象」と「管理レベル」を設定する必要があります。

管理対象とはライセンス管理の対象となる組織(部署、子会社など)や資産(ソフトウェア、PCなど)のことです。また、管理レベルは管理対象の組織や資産に対して、棚卸の頻度や管理の粒度などをレベル付けすることです。

ソフトウェアライセンス管理のゴールは社内で保有する全てのソフトウェア資産を正しく管理することですが、最初は全ての組織と資産を対象とせず、監査の有無や価格などリスクとコストを考慮して管理レベルとスコープを絞った管理から始めるのが現実的なアプローチとなります。

IT資産管理ツールで「できること」と「できないこと」を理解する

多くのIT資産管理ツールにはソフトウェアライセンス管理の機能が実装されていますが、単にツールを導入しただけではライセンス管理はできません。上述したように、ライセンス管理にはライセンスの知識が必須となりますが、ツールだけでは知識を担保できないことを理解する必要があります。

ほとんどのIT資産管理ツールが提供しているのは「ソフトウェアの名寄せ辞書」と「情報を記入する台帳」のみとなっており、実際は管理者がライセンスの知識を持った上で「管理者自身」で台帳を作成しなければならないのです。一例としては、セカンドライセンスやダウングレード権を使用している場合、ツールでは判断できないので管理者自身でどのPCでそれらの権利を利用しているかを判断する必要があるというケースが挙げられます。

しかし、「ツールを導入することはライセンス管理を行う上で意味がない」という訳ではありません。数百台、数千台のPCからソフトウェアのインストール情報を一台一台手動で集めるのは現実的ではありません。インストール情報はライセンス管理を行う上で最重要の情報となります。常に最新の情報を収集することはツールを導入しなければ不可能です。ツールで「できること」と「できないこと」を理解することがソフトウェアライセンス管理においては非常に重要になります。

最近はツールが提供できない知識の部分をライセンスに熟知したエンジニアがアウトソーシングで補完するサービスも出てきています。自社でライセンス管理の体制を整えることが難しいケースでは、このようなサービスの活用も有効な手段となります。

プロフェッショナルからのコメント

ソフトウェアライセンスの管理はツール導入だけでは実現できず、管理者自身がライセンスの知識をもって自社の利用状況を適切に管理する必要があります。また、最初から全ての組織と資産を対象とせず管理レベルとスコープを絞った管理から始めるのが現実的なアプローチとなります。

IT資産管理ツールの一覧を見る
IT資産管理を学ぶのTOPに戻る

お役立ち資料を差し上げます

「失敗しないためのIT資産管理ツールの選び方」など、IT資産管理ツールのお役立ち資料を差し上げます。

今すぐダウンロード

関連セミナー

いますぐ視聴できるオンデマンドセミナー 定期開催オンラインセミナー

15分で
わかる

機能別IT資産管理ツール解説セミナー
〜比較ポイントをご紹介〜

60分で
徹底解説

売れ筋「IT資産管理ツール」比較セミナー
〜選定ポイントを徹底解説〜

IT資産管理ツールの中でもニーズが高い「デバイス管理」や「ログ管理」機能などをピックアップして、機能ごとに各ツールの特長を15分で解説いたします。 選定時に必ず比較対象となるSKYSEA Client Viewや LANSCOPE、SS1などの売れ筋 IT資産管理ツールの紹介セミナーを開催します。それぞれの特長や機能を比較いただきながら、自社に最適な IT資産管理ツールの導入検討にお役立てください。

セミナー詳細・お申込み

セミナー詳細・お申込み

関連記事

IT資産管理とは IT資産管理の目的と未対応によるリスク IT資産管理ツールの果たす役割 IT資産管理ツールの分類や選定ポイント IT資産管理に関する今後の課題 ソフトウェアライセンス管理の重要性と管理のポイント テレワークにおける労務管理と
IT資産管理ツール
スマートデバイスの管理
セミナー・イベント
オンラインセミナー
EDRの必要性を再確認、最新エンドポイントセキュリティ対策を学ぶ60分!
会期:12月9日(木)、1月14日(金)
オンラインセミナー
CASBって何?クラウドセキュリティ入門セミナー
会期:12月10日(金)、1月13日(木)
オンラインセミナー
売れ筋「IT資産管理ツール」比較セミナー
会期:12月15日(水)、1月20日(木)
オンラインセミナー
なぜ、アンチウイルス製品を乗り換える必要があるのか
会期:12月3日(金)、2月22日(火)
オンラインセミナー
クラウド時代に求められる「SASE」って何?これからのセキュリティ対策を解説
会期:1月21日(金)、3月9日(水)
オンラインセミナー
最新サイバー攻撃はAI(ディープラーニング)で防御!
会期:1月26日(水)、3月25日(金)
オンラインセミナー
テレワーク時代に必要な「ゼロトラストセキュリティ」とは
会期:12月8日(水)
オンラインセミナー
ゼロトラスト実現への第一歩「ID管理」を学ぶ〜 IDaaSの役割とメリットを解説〜
会期:12月14日(火)、1月27日(木)