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各業界におけるAR事例から学ぶ
ARの活用方法と得られる効果

ARの導入を検討されている経営者の方に向け、AR事例をご紹介します。

ARを導入すると作業効率の向上が図れると言われますが、実際の効果は導入してみなければ体験できないものです。
しかしすでに導入している企業の事例を知れば、活用方法や生み出される効果を想像しやすくなるでしょう。

そこで今回の記事では、各業界におけるAR事例を厳選しご紹介します。
記事を読んでいただければ、業界ごとのAR活用方法や得られる効果についてお分かりいただけるはずです。

ARがビジネスの現場に活用されるメリット

まずはARはどのように活用されているのか、メリットや効果から見ていきましょう。

【AR活用の効果】

AR技術を活用すると人材不足を補えるようになるため、これまでより作業効率が高まるはずです。
作業補助をARにすることで、より少ない人員で効率の良い作業が実現されるでしょう。
また画面上で商品を擬似的に試して見られるようにすることで、インターネット通販における商品返品率が軽減されることも期待できます。
商品返品率が低くなることで返品にかかる作業が減ることも、業務効率化につながります。

さらに広告へのAR活用でより訴求力のある、魅力的な宣伝をしていくことも可能です。
音声や動画をふんだんに使用した広告は商品の魅力が伝わりやすくなります。
AR活用は社内の作業効率を高めるだけでなく、マーケティングにおいても大きなメリットがあると感じられるでしょう。

各業界のAR活用事例

それでは各業界ではどのようにARを活用しているのでしょうか。
AR事例を5つの業界からご紹介します。

①広告業界のAR活用事例

広告業界のAR事例としてご紹介するのは「花王」の事例です。
専用アプリでシャンプーとコンディショナーのセットパッケージのロゴを読み取ると、テレビCMに出演している芸能人のフォトフレームが表示される仕組みです。
フォトフレームは毎日変更され、写真も撮れるようになっています。
消費者に商品だけでなく、ARによる楽しみも提供した事例です。

②物流業界のAR活用事例

物流業界におけるAR事例は次の2つです。

ピッキング作業でのタブレット活用

「富士通株式会社」ではピッキング作業にARを活用しています。
タブレットに商品の場所が表示される仕組みで、探すための手間を削減。
さらにタブレットで商品棚を撮影すると、ピッキングの対象商品も表示されるようになっています。
ARの活用によりピッキング作業の効率化とミスの予防を同時に実現させた事例です。

ピッキング作業でのスマートグラス活用

ドイツの「DHL」ではスマートグラスを活用してピッキング作業を効率化しています。
装着したスマートグラスにピッキング対象商品の情報が表示される仕組みです。
商品の場所や進むべきルートが表示されれば、誰でもスムーズに、ミスなくピッキングができるでしょう。
ARをグラス形式にすることで両手を使え、よりピッキング作業をしやすくできた事例です。

ものづくりの現場におけるスマートグラスの使用方法について、以下の関連記事でも詳細を解説しておりますのでチェックしてみてください。

関連記事>>>スマートグラスを活用した遠隔作業支援とは?AR技術の活用

③建設・建築業界のAR活用事例

建設・建築業界からご紹介するのは、安全性を高めるためのAR事例です。
戸田建設では建機の3Dモデルをタブレットに表示し、現場の映像と重ねることにより安全性を確認しています。
タブレットに等身大の建機を表示できれば、搬入が行えるか、安全性に問題はないかを擬似的に確認可能。
建設・建築業界においては以上のように、現場の擬似的な確認でARが活用されています。

④農業業界のAR活用事例

次に農業業界からは、「IHIアグリテック」の事例をご紹介します。
大きな農業機械は展示会で実物を持ち込むのが難しいため、ARを用いた実演を行っているとのこと。
農業機械の魅力をアピールできることはもちろん、機械の動きも表示できるため効率的なアプローチが行えます。
農業業界でもARを訴求力の高い広告として使用しているようです。

⑤工事・工場業界のAR活用事例

工事・工場業界からも2つのAR事例をピックアップしました。

保守・メンテナンスでの活用

業務用エアコンの保守・メンテナンスにARを活用した事例です。
点検する場所や作業の方法をスマートグラスに表示し、室外機に投影させることにより作業のわかりやすさを徹底させました。
スマートグラスを装着して実際の室外機を見ると、必要な情報が表示されるため若手の方でも作業がしやすくなります。
点検漏れが起こる可能性も低くなり、保守・メンテンナンス作業の精度が向上した事例です。

トンネル工事での活用

「竹中土木」ではトンネル工事でARを活用しています。
トンネル工事には崩落・崩壊の危険性がつきまとうため、ウェブカメラで危険を検知できる仕組みです。
撮影した実際のトンネル工事現場の映像を解析し、端末に表示することで危険性の高い箇所を確認できます。
ARの活用により作業の安全性を確保した事例です。

各業界のAR事例からわかるARの利便性

いかがでしたでしょうか?
さまざまな業界で活用されているAR。
活用次第で大幅に業務効率がアップする利便性を持つものであることがおわかりいただけたはずです。

以下のページではサイバネットシステムの活用事例について詳しくご紹介しています。
産業向け活用事例
一般向け活用事例

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