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一般の人を対象としたAR/VR技術の活用は、ゲーム分野だけではありません。スマホやタブレットの機能が向上したことで、消費者に向けて直接、魅力的なコンテンツを提供することで、観光地や商業施設への集客、リアル社会での話題創出が可能になっています。では、消費者向けのAR/VR技術の活用例を紹介します。
世界的なアパレル商品を企画・製造・販売するA社は、東京・大阪で開催する新製品のキャンペーンに話題性の高いプロモーション手法を検討していました。ネットの中ではなく、現実の街角で消費者がブランド商品と一緒にワクワクする時間を楽しめる販促プランはないか?今まで、なかったような体験を提供し、商品の購入やファンの獲得・育成につなげることが目標でした。
解決
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A社が実施したキャンペーンはARを利用したポスタージャックです。街中でAR機能を搭載したポスターを公開。ARアプリをインストールしたスマホをポスターにかざすと、ブランドファッションを着たアイドルが現実世界に飛び出します。アイドルと一緒に撮影でき、ショップで写真を提示するとプレゼント進呈といったプロモーションも実施しました。では、その主な導入効果を紹介します。
※写真はイメージです。実際の使用画面ではございません。
全国にショッピングモールなどの商業施設を展開するB社では、期間限定のプロモーション開催に向け、イベントの企画を進めていました。「ここでしか得られない体験を提供」「子供でも参加できるイベント」などを通して、集客と販売促進につなげることが目的です。
解決
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B社はイベントの目玉にAR技術を採用し、来場者に新しい体験を提供しました。1つ目は、目の前にいないはずの人気キャラクターと来場者が大型モニターに映し出され、一緒にダンスを踊ることができるAR。2つ目は、スマホにインストールしたARアプリで施設内のあちこちに隠されているマーカーを撮影すると、人気キャラクターが飛び出し、動き回り、一緒に撮影できるARです。では、その主な導入効果を紹介します。
※写真はイメージです。実際の使用画面ではございません。
四国のある自治体では、観光促進や地域振興に取り組む中、観光客の興味を惹くプロモーションを検討していました。「観光地情報を観光客に直接届けたい」「リピーターを増やしたい」「地域を巡ってもらい、観光消費を増やしたい」「増え続ける訪日外国人も呼び込みたい」といった要望がある一方、観光施設の改修などコストはかけられないという制約もありました。
解決
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自治体が選んだのが観光用のARアプリです。観光客がスマホにARアプリをインストールするだけで、観光地情報やおすすめの観光ルート案内などを見ることができます。また、観光地ゆかりの人物と観光施設を背景に写真撮影、販売促進のためのGPS連動スタンプラリー、英語対応といった機能を備え、集客数を増やす工夫も低コストで実現しました。では、その主な導入効果を紹介します。
※写真はイメージです。実際の使用画面ではございません。
マーカーやオブジェクトの検出、コンテンツの表示、ユーザーインプットなど一つ一つの操作に対して、ユーザーに説明しなくても実施できる「直感性」が求められます。また、利用する端末もユーザー自身が使用するものなので、OSのクロスプラットフォームに対応したライブラリなどを使い「汎用性」を実現することが必要です。採用する機能もそれぞれの端末に対応した最大公約数的な機能になるケースが多くなります。
解決
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豊かな表現でARコンテンツを提供するためには、wikitudeの「Image Tracking」「Object Tracking」、「Multiple Image Targets」「Multiple Object Tracking」の機能がおすすめです。よりインタラクティブに、より没入感を提供する演出が可能になります。このような機能を駆使することで、ユーザーがアプリの利用をすぐに開始することができます。
※写真はイメージです。実際の使用画面ではございません。