AR技術によって、保守・メンテナンスなどの作業に関する付加的な情報をタブレットやウェアラブル端末(スマートグラスなど)の画面上に表示。正しい手順で確実に&効率よく作業を進められるよう支援するシステムです。
マニュアルにまとめられた手順などの基本情報はもちろん、マニュアル化されていないベテランの現場ノウハウまでデジタル化し、必要な場面で画面上に自動表示。作業員は分厚いマニュアルの持ち運びから解放され、経験年数やスキルに関わらず的確な作業ができるようになります。
タブレットやスマートグラスに映し出される作業現場の画像に、作業場所・箇所、作業手順などを重ねて表示し、正確で効率的な作業を支援します。
作業に応じて必要な指示が自動的に表示されるため、新規作業者の指導・教育に効果を発揮。また、多言語に対応しており、外国人作業者の利用も可能です。
必要な場面で、データベースに保存された手順書や作業記録、写真や動画などのコンテンツを表示・再生させたり、サポート部門のスタッフにつないで支援を受けたりも可能。ベテラン作業員のサポート負担を軽減しつつ、作業品質の向上が可能になります。
作業工程ごとに測定データを入力、写真を撮影、作業完了のチェックを入れるなど、記録しながら次の工程に進むARコンテンツを作成すれば、作業に関するトレーサビリティを確保。次回、作業にあたる作業員への確実な申し送りを実現します。
作業内容(ログ)を記録することで作業報告書作成が不要になり、作業員の事務作業負担を軽減します。また、蓄積された作業ログをビッグデータ解析することで、各種数値や異音などから故障の予兆を検知したり、その原因を分析したりといった高度な活用も可能です。
顧客のロイヤルティ低下に直結する作業ミスは、なんとしても排除したいもの。「作業支援AR」を導入することによって、作業員の経験やスキルに左右されることなく、高い精度の作業を効率的に行うことができるようになります。
作業対象となるエアコン室外機をタブレットで画像認識した上で、作業手順を示すCGコンテンツを重ねて表示。
トラッキングしている対象(部品)に紐づくマニュアルや作業手順動画などを自動表示し、作業を進める上で必要な情報を漏れなく作業員に伝達。精度と効率の高い作業を支援します。
「作業支援AR」は作業支援だけでなく、作業完了時の確認にも使えます。
たとえば、基盤部品組込ラインで、組込作業が完了した基盤をタブレットのカメラで撮影。サーバ上で画像を精査(正しくできている場合の画像と比較)して、作業ミスと思われる異なる点について画面上で指摘します。
ハードウェアを限定せずにご利用が可能です。
必要な機能や解決すべき課題を確認し投資効率を高めるため、本導入に先立ちプロトタイプを制作し検証することをおすすめしています。