CAEを学ぶ
小ポアソン比(しょうぽあそんひ)
英訳:minor Poisson's ratio
直交異方性材料ではXY平面のポアソン比をν xy と定義するか、ν yx と定義するかで2通りの記述法があり、前者を大ポアソン比(メジャーポアソン比)、後者を小ポアソン比(マイナーポアソン比)と呼びます。これは、一般的にν yx よりν xy の方が大きいためです。


三次元の場合に一般化して定義するならば、直交異方性材料のXY平面、YZ平面、XZ平面のポアソン比を、どちらの座標軸の方向を基に算出したかという違いになります。
一般的に使用される単位
- ポアソン比は単位のない無次元数です。
Ansysにおける取扱い
- Ansysでは直交異方性材料の場合、小ポアソン比はXY方向:NUXY、YZ方向:NUYZ、XZ方向:NUXZと略して表記されることがあります。
- 大ポアソン比はXY方向:PRXY、YZ方向:PRYZ、XZ方向:PRXZとなります。
- Ansysでは0.5以上、および-1.0以下のポアソン比は入力できません。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
熱流体解析ソリューション ~設計段階からの熱課題をシミュレーションで解決する~
~ツールの導入から熱設計、解析業務の効率化まで支援~
-
多拠点で同時進行デザインレビューを実現する
~Ansys Discoveryで設計検証が効率化~
-
リアルタイム解析で変わる商談提案の革新
~Ansys Discoveryで商談中に即座に検証結果を表示~
-
バイオ医薬のスケールアップに貢献する
~Ansys Fluentによる攪拌槽解析~
-
剥離・接合強度評価ソリューション ~Ansys Workbench Mechanicalで実施できる剥離解析~
-
レーザー集光の高温レンズ歪みを克服するAnsys連携ソリューション
-
周波数応答解析×自動抽出で干渉チェックを高速化
-
直観的な操作で無線/デジタルフィルタの設計・最適化を支援する〜Ansys Nuhertz FilterSolutions〜