CAEを学ぶ
ひずみの不変量(ひずみのふへんりょう)
英訳:strain invariant
ひずみの不変量は、主伸長比λを用いて以下のように表されます。
上から順にひずみの第1不変量、第2不変量、第3不変量と呼びます。
一般に記号Iが用いられます。


これらの値は、どの座標系で計算しても不変であることから、不変量と呼ばれています。
ひずみの不変量は物理的には以下のように解釈されます。
- ひずみの第1不変量:長さの変化量
- ひずみの第2不変量:表面積の変化量
- ひずみの第3不変量:体積の変化量
- Ansysのひずみエネルギー密度関数では、ひずみを体積変形部分とそれ以外の部分に分離し、偏差ひずみの不変量(あるいは偏差主伸張比)を用いています。
- 偏差ひずみの不変量はIに上線をつけて表記します。同様に偏差主伸長比はλに上線をつけて表記します。
ひずみの不変量は、超弾性材料のひずみエネルギー密度関数の定式化によく用いられています。(主伸長比が用いられる関数もあります)
Ansysにおける取扱い
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
熱流体解析ソリューション ~設計段階からの熱課題をシミュレーションで解決する~
~ツールの導入から熱設計、解析業務の効率化まで支援~
-
多拠点で同時進行デザインレビューを実現する
~Ansys Discoveryで設計検証が効率化~
-
リアルタイム解析で変わる商談提案の革新
~Ansys Discoveryで商談中に即座に検証結果を表示~
-
バイオ医薬のスケールアップに貢献する
~Ansys Fluentによる攪拌槽解析~
-
剥離・接合強度評価ソリューション ~Ansys Workbench Mechanicalで実施できる剥離解析~
-
レーザー集光の高温レンズ歪みを克服するAnsys連携ソリューション
-
周波数応答解析×自動抽出で干渉チェックを高速化
-
直観的な操作で無線/デジタルフィルタの設計・最適化を支援する〜Ansys Nuhertz FilterSolutions〜