CAEを学ぶ
比熱(ひねつ)
英訳:specific heat
比熱とは、物質1kgの温度を1K変化させるのに必要な熱量のことです。質量あたりの熱容量といえます。材料物性値の1つです。
一般的に記号Cで表されます。
CAEでは、主に過渡伝熱解析、熱流体解析で入力が必要になります。
比熱が大きいほど物体は温まりにくくなります。
下図は、同じ熱流束を与えて比熱だけ変更した場合の過渡伝熱解析例です。(温度結果を表示しています)
右のブロックは、左のブロックに比べて倍の比熱としています。そのため、右のブロックの方が温まりにくいことがわかります。

一般的に使用される単位
- SI単位系ではJ/kg·K(ジュール毎キログラム・ケルビン)
Ansysにおける取扱い
- Ansysでは比熱は C と略して表記されることがあります。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
冷間鍛造解析による事前可視化
~Ansys LS-DYNAによるソリューション~
-
切削熱を伴う切削加工解析
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
動脈硬化による血管内部の状態可視化
~Ansys LS-DYNAによるヘルスケア分野ソリューション~
-
SDGsとカーボンニュートラル実現へ向けた CFDによる水素バーナの燃焼解析
CFDによる水素バーナの燃焼解析
-
シリコンウェハ汚染予測ソリューション
-
~解析精度向上につながる~ 適切な材料特性の選定・取得ソリューション
-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.41
ユーザー様インタビュー記事4件のほか、解析事例・製品紹介などの記事を1冊に集約した保存版
-
CMP(化学機械研磨)マクロスラリー 挙動解析ソリューション
回転パッド上のマクロスラリー挙動の解析ソリューション