CAEを学ぶ
剛体移動(ごうたいいどう)
英訳:rigid body motion
剛体移動とは、静的構造解析において拘束されていない物体に外力を加えたことにより、物体が変形せずに無限に移動してしまう状態のことを指します。
静解析では、物体が静止状態で外力と釣り合うことを前提としているため、物体が確実に拘束されていなければなりません。特に、接触を利用して拘束を試みる場合は、接触の設定によっては拘束不足が生じる場合があるので、十分な注意が必要です。
十分な拘束を設定できない場合は、剛性の弱いバネを物体に取り付けて剛体運動を防止する、などの対策をとります。
Ansysにおける取扱い
- Ansysでは剛体移動を防ぐために、弱いバネを自動的に追加するなどの機能を用意しています。
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。
関連キーワード
関連情報
関連する解析事例
MORE関連する資料ダウンロード
MORE-
【全記事】CAEのあるものづくり vol.42
ユーザー様インタビュー記事7件を1冊に集約した保存版
-
誤差との上手なつきあい方 ~流体解析の計算誤差~ (完全保存版)
誤差との上手なつきあい方 前編・後編 を1冊にまとめた保存版 PDF
-
非線形解析の壁を突破するシミュレーション技術
~Ansys LS-DYNAで解決!最大荷重評価のボトルネック~
-
事例でご紹介!流体解析分野のエンジニアリングサービス ~解析業務の委託・立ち上げ支援・カスタマイズによる効率化など~
-
はんだ濡れ上がり形状予測解析
~Ansys LS-DYNAで電子機器の信頼性向上に貢献~
-
Ansys ユーザーのための PyAnsys 完全ガイド
Pythonで加速するCAEワークフロー
-
共振回避だけで終わらせない実レベルの振動解析
~Ansys Mechanicalで実現する高度な製品開発~
-
吸入器内の粒子挙動を可視化する
~薬剤送達効率向上に向けた解析~

