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剛体移動(ごうたいいどう)
英訳:rigid body motion
剛体移動とは、静的構造解析において拘束されていない物体に外力を加えたことにより、物体が変形せずに無限に移動してしまう状態のことを指します。
静解析では、物体が静止状態で外力と釣り合うことを前提としているため、物体が確実に拘束されていなければなりません。特に、接触を利用して拘束を試みる場合は、接触の設定によっては拘束不足が生じる場合があるので、十分な注意が必要です。
十分な拘束を設定できない場合は、剛性の弱いバネを物体に取り付けて剛体運動を防止する、などの対策をとります。
Ansysにおける取扱い
- Ansysでは剛体移動を防ぐために、弱いバネを自動的に追加するなどの機能を用意しています。
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