CAEを学ぶ
エラストマー(えらすとまー)
英訳:elastomer
エラストマーとは、ゴムのように高い弾性を示す材料の総称です。
elastic(弾性)と、polymer(高分子材料)を組み合わせた造語です。
ゴムのような材料は非圧縮性、つまり変形の前後で体積が変化しないという性質を持ちます。これは、ポアソン比が0.5であることを意味します。
有限要素法の計算過程において、ひずみと応力を関係付ける[D]マトリクス(材料マトリクス)は以下の形をしているため、0.5のポアソン比では計算することができません。
そのため、与えられたひずみ量に対応する応力を、ひずみエネルギー密度関数 によって関係付けています。
ひずみエネルギー密度関数 には様々な種類があり、Mooney-RivlinやOgdenといった関数が良く知られています。
Ansysにおける取扱い
- Ansysではエラストマーを超弾性材料として取り扱うのが一般的です。(粘弾性を含めることもあります)
CAE用語辞典の転載・複製・引用・リンクなどについては、「著作権についてのお願い」をご確認ください。