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ケーススタディAnsys Sherlock+Danfoss
Danfoss A/S 社は AC ドライブの製品化に要する時間を 75% 削減
公開日2020年12月
Danfoss A/S 社は世界で 2 番目に大きな可変速ドライブ (AC ドライブ) メーカーです。Danfoss A/S社のACドライブは、食器洗い機や手荷物回転台からタービンやコンピューターに至るまで、広範囲の適用分野における電気モーターの速度制御に使用されています。Danfoss社はエネルギーの浪費削減のため自社ACドライブの継続的なイノベーションを模索してきました。 2014年、Danfoss社の信頼性エンジニアチームでは自社の新規ACドライブ設計の信頼性および堅牢性を短期間で評価するためにAnsys Sherlock自動化設計分析を採用しました。
目次
- はじめに
- 課題
- テクノロジ
- エンジニアリングソリューション
- メリット
- 企業説明
Sherlock導入のメリット
Sherlockの予測力により、Danfoss A/S社のエンジニアは物理的なプロトタイプでの信頼性試験を待つ必要がなくなり、同社は現在、以前の4分の1の時間で新しいドライブを製品化しています。また、Danfoss社では、物理的な試験ではなくSherlockシミュレーションを実行することにより、エンジニアが以前より多くの故障試験を実行しているにもかかわらず、結果的に試験コストが削減されていることが明らかになりました。全体として、製品の信頼性および顧客満足度の両方が向上したことがレポートには示されています。
Sherlockの解析結果
Ansys SherlockはシステムシミュレーションによるPCBAのひずみ分布と、はんだ結合部やコンポーネントの亀裂リスク分析を表示します。反復設計の結果として、リスクがないコンポーネントは緑色で表示されます。コンポーネント上およびPCBトラック内の電力損失による温度分布は、はんだ結合部の疲労寿命予測に使用されます。緑色のコンポーネントははんだ結合部疲労のリスクがないこと、黄色のコンポーネントはわずかにリスクがあることを示しています。許容できる寿命を実現するために反復設計が行われています。
