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Additive Print/Additive Suiteを利用した金属3Dプリンティング(Additive Manufacturing)への解析技術の適用
CAEのあるものづくり Vol.29|公開日:2019年2月
目次
- Additive Manufacturingのメリット
- AMの課題
- Ansys Additive PrintおよびAnsys Additive Suiteライセンス
- ラティス最適化機能
- 造形プロセス解析「Additive Print機能」vs.「Workbench Additive機能」
- Workbench Additiveの解析結果と実験比較
- 最後に
3Dプリンタによる積層造形技術をAdditiveManufacturing(以下AM)と言います。近年、このAM技術が注目を浴び、金属3Dプリンタの導入を検討される方が増えてきました。ここではAM技術のメリットおよび課題、そしてその課題解決の為に米国Ansys社がリリースしたAdditivePrint/ AdditiveSuiteについてご紹介いたします。
Additive Manufacturingのメリット
金属AM技術で主流となる造形手法は粉末床溶融結合(PBF)です。PBF法は図1のように数十ミクロンの粉末金属を積層し、レーザでの溶融凝固を繰り返すことでパーツを構築します。この手法を用いれば、図2に示したような鋳造・圧延といった加工手法では製造できない複雑な形状の表現が可能となり、軽量化において有効なラティス形状を扱うことも可能です。また、複数部品を一つの部品として造形することもでき、さらに人工骨などの個人に合った医療器具などにも適用できます。