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CAEとは

CAEとは、Computer Aided Engineeringの略称で「ものづくり」における研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術のことです。
試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献します。
CAEはもの作りの中でどのような役割を担い、どのようなメリットを有しているのか、またその具体的な適用手順や、シミュレーションから生み出される価値についてご説明します。

CAEの役割とメリット

現在、さまざまなものづくりの現場でCAEはその実用性や経済性が認められています。
従来は研究や開発時にテストや実験を繰り返すことで情報の積み重ねが行われてきました。CAEとはその実験やテストをコンピュター上でシミュレーションし、分析することで試作や実験回数を減らしさまざまな問題をもれなく多方向に渡って予想し解決することができる技術です。

適用の手順

ツールはCAEのほんの一部分しか担っておりません。CAEの成功の可否はツールではなく、解析技術者のモデル化によるところが非常に大きいといえます。モデルとは理論と技術を結ぶインターフェイスであり、十分に検討を加えたモデルにツールを適切に使えばその結果は大変有意義な価値を生みだします。
このような適用の手順がCAEにとってもっとも重要となります。

CAEが生み出す価値

CAEを使ったシミュレーションによって、さまざまな発見をすることが可能となります。「シミュレーションにより、実験しなくても分かった。」「シミュレーションしたからこそ分かった。」「シミュレーションにより。思いもしないことが分かった。」という価値のあるシミュレーションが重要であり、魅力でもあります。

CAEは環境にやさしい

CAEを使ったシミュレーションによって、ものづくりの現場では「環境保全」・「省資源」・「再資源」・「長寿命」・「省エネルギー」などの環境に配慮した製品開発が可能となります。