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機械設計

~CETOL 6σ 設計事例~パレット搬送の設計

パレット搬送にて機械加工工程における公差設計がパレット搬送動作に与える影響を検証​

~CETOL 6σ 設計事例~パレット搬送の設計

パレット搬送にて機械加工工程における公差設計がパレット搬送動作に与える影響を検証​

製造業では、ワークタイムの短縮や、作業現場の省人化、物流の効率化のため、パレットに治具や部品などを載せて搬送する「パレット搬送」が活用されています。このパレットの搬送動作に大きな影響を及ぼすものに、各部品の加工・組立のばらつきによる干渉や位置精度などがあります。​

本事例ではこのパレット搬送を取り上げ、機械加工工程における公差設計がパレット搬送動作に与える影響の検証とCETOL 6σを活用した効率のよい改善策の検討について紹介します。​

パレット搬送の設計 資料サンプル​

1. 評価項目​

パレットの上に載せた部品がスムーズに精度良く搬送できることを確認する為、パレットの動作に影響を及ぼす「①パレットとガイドのスキマ」、および部品の位置精度として「②ベース下面とパレット上面の高さ」を評価します。​

2. 解析結果​

「①パレットとガイドのスキマ」については、スキマがプラス傾向であり、がたの量が大きめになることが分かりました。「②ベース下面とパレット上面の高さ」については、設計仕様を十分満足していますが、多少過剰品質の傾向がみられます。​

3. 改善検討​

CETOL 6σでの改善指標となる「寸法寄与度:感度、レバー比」や「公差寄与度」を参照し、特定の寸法や公差値を修正することで、パレットとガイド間の適切なスキマを保ちつつ、ベース下面からパレット上面の高さ精度を保つ公差を検証することができました。​

*続きはダウンロードしてお読みください。

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