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Ansys Speos 2023 R1 バージョン情報

生産性の向上

・Texture Mapping Preview

Speosのジオメトリ上にテクスチャが直接表示され、設定を変更すると表示が自動的に更新されるようになりました。 時間のかかるシミュレーションを実行することなく、設定段階でサイズや向きを確認しながら変更することができます。

・Material Library の改善

Speosツリーとライブラリとで、フォルダ構造とカラープレビューが同じ表示になりました。 また、ライブラリのフォルダツリーのコンテキストメニューから、ジオメトリのマテリアルの別の材料への置き換えや、選択したジオメトリへのマテリアルの適用が可能になりました。

・Block Recording の強化

Block Recordingは、Speos上での一連の操作を記録しておき、 記録した中にパラメータがあれば、パラメータを編集することで、形状や特性を変更できる機能です。この機能にOptical Part Designのパラメータが含まれました。

・Virtual Lighting Animation

シミュレーション結果の後処理として、各光源の出力比率の時間軸を定義し、それを直接アニメーションとして作成することができます。

・3D Photometric Lab の強化

3D照度受光面の結果画面の操作系が、Speosのメインの操作系と同じになりました。

・Light Expert の強化

LPFファイルを開くだけでLight Expert光線を表示することができるようになりました。
また、シミュレーション結果のプレビューを表示していなくても、Light Expert光線を表示することができます。

・迷光解析 - Sequence detection tool

BodyとFaceの名称には、ジオメトリで定義された名称が適用されるようになりました。
また、指定した面の組合せのフィルタリングができるようになりました。
さらに、インタラクションのリストで選択されたオブジェクトは、デザインツリー内のレベルに関係なく、Speosの3Dビューでハイライト表示されるようになっています。


・Speos Source Pattern (β版)
・Check RAM requirement
・Speos HPC – automatic download

伝搬エンジンの改良

・湾曲ディスプレイ

発光面の設定にUVマップを使用することで、強度分布が局所的なUVと一致するようにし、ワークフローを簡略化しました。
Lumericalを使用して有機層スタックをモデリングし出力させた分光配光データを用いて、フレキシブルな有機ELディスプレイの3D放射を解析することができます。

・Angle of Incidence レイヤー

入射光を角度範囲によってフィルタリングすることが可能になりました。
センサーへの入射角度ごとにフィルタリングをすることで、センサーの角度感度特性を容易に解析することができます。

GPUによる高速化の改善

・GPUソルバーの改良 ~ β版から正式版に ~

GPU ソルバーが「Human Eye sensor」「再帰反射BSDF」「Direct SimulationでのMulti sensor」に対応しました。

モデリング機能の向上

・Excelによる光学面/光学レンズの定義

光学面や光学レンズにおける各反射面でのパラメータを、スプレッドシートで簡単に制御できるようになりました。

・ライトガイド – Angular drafting

プリズム製造時の脱型用"抜き勾配"を自動で設定する機能が追加されました。

・光学面/光学レンズの Design Preview

計算前にサポート、グリッド、投影グリッドをプレビューできるようになりました。

連携機能の強化

・Speos環境によるWorkbenchランチャー

「Workbench with Speos」というランチャーが追加されました。
これにより、Speosフィーチャーを作成するスクリプトのパラメータを直接駆動することができます。