CYBERNET


Ansys Speos 2022 R2 バージョン情報

GPUを利用した機能の改善

・カメラダイナミックエフェクト
カメラシミュレーションのGPU 計算がサポートされ、計算が高速化されました。

パフォーマンス比較


CPU i7-11850H on 12 threads: 5分


GPU RTX A4000: 5秒
60倍の高速化

・Live Preview から結果のエクスポート
進行中のライブプレビューシミュレーションの結果をxmpまたは画像形式で書き出し可能になりました。実行中のプレビューから、スナップショットを取って分析することができます。
※機能を有効にするにはHPC32コアライセンスが必要です。(GPU 計算と同様)

・VRセンサーに対応
イマーシブ/オブザーバ受光面をサポートしました。

・Speos Coreからの実行に対応
エクスポートしたシミュレーションをGPUで実行できるようになりました。GPUシミュレーションの実行中もSpeosでの作業を継続可能です。Speos CREOからのエクスポートをGPUで実行できます。

・HPC
Windows または Linux GPUノードに対応しました。複数GPUにも対応しています。GPU 1nbあたりのリニアな性能向上が期待できます。

カメラ機能の改善

Speos Lens SystemはV2.1となり、非対称レンズシステムに対応しました。シネマスコープで使用されるアナモフィックレンズ等を用いて、カメラセンサーの性能を確認できます。


非対称レンズシステム

連携機能の改善

・Mechanical連携強化
Workbenchを介した高速かつ信頼性の高い接続により、Multiphysicsワークフローが容易になりました。
・設計最適化を容易にするために複数のSpeosインスタンスを有効化できます。(1つはノミナル設計用、1つは変形シミュレーション用)
・構造変形が光学性能に与える影響を自動で解析することができます。(ANSYS独自の機能)

モデリング機能の強化

フリーフォームレンズに 2D照度ターゲットが追加されました。任意の面に対して、画像をターゲットとして指定できます。光学ターゲットを達成するためのレンズ面を自動的に計算可能です。

生産性の向上

・ロケートマテリアル
ジオメトリからマテリアルプロパティに即座にアクセスできます。シーン内のすべてのマテリアルを一目で確認可能になり、プロパティが無いジオメトリを即座に見つけることができます。プロジェクトを引き継いだユーザーは、数秒でその内容を把握可能です。

その他の機能強化

CAD接続の改善、Light Fieldの拡張、より的確なメッシュ制御、迷光解析の利便性向上、LiDAR光源のパラメータ追加、Zernikeレンズへの対応、HUD設計オプションの改善など、様々な機能向上や改善が図られています。