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デザインレビューとは?
ARやVR活用で効果的なレビューが
可能

製品を開発する際に工程がかなり進んでから問題が発覚し、設計段階まで手戻りしなければならないケースがあります。これは非常に効率が悪く、対策しなければならない問題です。そこで、デザインレビューを役立ててみましょう。 「製品開発にあたり品質やコスト、納期で悩みがある」などの場合に注目したい方法です。この記事を読むことによりデザインレビューと何か、効果的に行うためARやVRを活用するメリットなどがわかります。

デザインレビューとは

そもそもデザインレビューとは、どのようなものなのでしょうか。特徴からご紹介します。

複数人で行う評価

デザインレビューとは、製品などを開発するにあたり、開発途中の段階でその成果物を評価することをいいます。このままの方針、形で開発を進めて問題ないかなどを複数人で評価するのが主な目的です。何か問題が起こった際に早期に気づくのに欠かせない作業ともいえるでしょう。 評価には設計の開発を担当している人だけでなく、営業や経理、生産管理担当者などさまざまな立場の方が関わることが想定されます。

デザインレビューで評価すべきポイント

総合的に評価することになりますが、おもに以下のような項目を評価します。

評価の時点で何か問題が見つかった場合、そのまま先に進むのではなく、一度見直しをしなければなりません。企業によって評価すべきポイントが異なるので、自社の場合は何を評価すべきか考えたうえで実践が必要です。

なぜデザインレビューを行う必要があるのかとそのタイミング

何のためにデザインレビューが必要なのでしょうか。主な理由と、デザインレビューを行うべきタイミングについて解説します。

デザインレビューが必要な理由

デザインレビューは、製品を開発する途中で行う検証作業です。開発担当だけではなく、組織の複数の人間で評価することにより、品質やコスト、納期などを確保することに繋がります。 担当者のみでは見えてこなかったような問題がデザインレビューで浮き彫りになることも珍しくありません。複数の視点で評価し、品質を高めるのにも欠かせない作業です。 また、開発が最終段階になってから何か問題が明らかになった場合、それをやり直す場合手間とコストがかかります。それだけでなく、納期にも悪影響をもたらしてしまうことでしょう。 工程の中でデザインレビューを行うことにより、問題が発生した場合に早期に気づき、対応できるのがメリットです。 必要な段階で評価しながら進めることは、結果的に商品を世に出したあとのクレームを予防することにもつながります。デザインレビュー多くの場合、参加する担当者に目的や効果などを理解しておいてもらったほうが良いです。 理解を深めたうえで参加することにより、具体的な意見なども上がりやすくなることが期待できます。

デザインレビューのタイミング

デザインレビューは一度ではなく、複数回行うのが理想です。まず、実際に作業に取り組む設計開始前の段階で十分なレビューを行っておきましょう。 続いてできあがった試作の評価です。ものによってはテストなどを実施しながら問題点を探していきます。事前にテストパターンを作成しておき、網羅的に確認することが重要です。 実際に商品を量産する前の段階でも行ったほうが良いでしょう。量産するにあたり、作業や検査基準に問題がないかも確認しておく必要があります。この他にも、製品開発にあたり、自社で必要と判断したタイミングでデザインレビューを行うことをおすすめします。

AR/VRでデザインレビューを効率化できる?

デザインレビューを行う際に、バーチャル技術である「AR」や「VR」を役立てている企業もあります。以下のような特徴、メリットがあるのが理由です。

コスト削減と開発期間の短縮につながる

できるだけコストを抑え、短い期間で製品開発をしたいと考えた時にもARやVRを用いた方法が効果的です。 効果的なデザインレビューを行いたいと考えた際、実際にプロトタイプを作製し、議論を行うことが理想とされています。しかし、特に高価かつ大規模な製品の場合、プロトタイプを作成するのには時間がかかりますし、同時にコストの問題も考えなければなりません。 これらの問題を解決するのに役立つのが、ARやVRです。ARやVRでは、CADやCAEデータをもとにプロトタイプを作成し、デザインレビューができます。変更した設計についてもVRで確認ができるので、非常に効果的な開発につなげられるでしょう。コスト・開発期間の問題を解決したい企業におすすめです。

離れた場所にいる人もレビューできる

ARやVRは複数人で利用可能であるため、離れた場所にいる人にレビューをお願いしたいと考えた際にも活用できます。デザインレビューは製品の開発に携わるさまざまの人からは意見を聞くことにより本来の効果を発揮する方法です。 ですが、同じ現場に集まってレビューするのが難しいようなケースもあるでしょう。ARやVRを活用すればこういった問題を解決できます。

新しいデザインレビューの形が作れる

いかがだったでしょうか。デザインレビューとは何か、ARやVRをどのように役立てられるのかについて解説しました。企業の中には製品を開発している途中で問題が発生し、設計への手戻りが多く悩んでいるようなケースもあるでしょう。デザインレビューを必要なタイミングで実践していけばこういった問題も避けられます。 さらに、最新の技術ともいえるARやVRをうまく活用することにより、コストや期間の問題を解決できるのも魅力です。効果的なデザインレビューにつなげたい場合もARやVRに注目してみてはいかがでしょうか。

サイバネットシステムではAR・VRを活用し、幅広い業界でお客様の課題に沿ったソリューションを開発することが可能です。 AR・VRを活用したソリューションについてのご相談やお見積り依頼についてお気軽にご相談ください。

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