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カスタマイズ活用術

カスタマイズ活用術

CAEのあるものづくり Vol.17|公開日:2012年10月

目次

お悩み別に見るAnsysカスタマイズ実用事例

Ansysの豊富な機能、そのメリット・デメリット

汎用有限要素法CAEツールAnsysの最大の特徴は、構造・伝熱・流体・電磁場といった複数の物理現象(マルチフィジックス)を、複雑に組み合わせた高度な連成解析を容易に行える点にあります。これは言い換えれば、Ansysは多種多様な機能を、標準機能として最初から豊富に備えていることを意味します。
しかしいかに豊富な機能を備えていたとしても、汎用ツールである以上あらゆるユーザーの全てのニーズを完全に満たせるものではありません。また、この豊富な機能というAnsysの強みを別の視点から捉えると、単純な解析を行うには、操作がやや煩雑だと感じる方もおられるかもしれません。

Ansysの可能性を無限に広げるカスタマイズ

カスタマイズが、これらの問題を解決する有効な手段となります。
カスタマイズは専門性の高いごく限られた解析分野・技術領域の問題をAnsysで取り扱うことを可能とし、その一方、煩雑な操作や繰り返し処理を集約・自動化しAnsysの利便性をより向上させるという、解析作業の現場に真にフィットしたツールへとAnsysを作り変えることができるのです。
以下にAnsysが備える代表的なカスタマイズ機能を列挙します。

Workbenchスクリプティング

Ansys Workbenchのプロジェクト画面の動作を制御するPythonコードを、GUI の操作から記録・再生することが可能です。Pythonコードはプレーンテキストで記述されたスクリプトコードであるため、記録された内容を適宜修正することで、プロジェクト画面の処理を自由に制御・自動化することが可能です。

外部接続アドイン

Ansys Workbenchと他の外部アプリケーションを、パラメータを介してデータ統合し、外部アプリケーションをプロジェクト画面のワークフローへ参加させることを可能にします。また、プロジェクト画面のメニューとツールバーをカスタマイズし、独自のメニューを追加することもできます。

JScriptマクロとJS Add-In

Ansys Workbench MechanicalおよびDesignModelerの動作を、JScriptで記述されたスクリプトコードで制御することが可能です。

TaskML

Ansys Workbench MechanicalおよびDesignModelerのウィザード画面をカスタマイズすることができます。

UPFとUIDL

Mechanical APDLのソルバーのカスタマイズ、およびGUIのカスタマイズを行うための手段です。

これら豊富なカスタマイズ機能を組み合わせることで、ユーザーは幅広い領域に渡りAnsysを自分好みのツールへと変貌させることができます。

カスタマイズを活用するコツは、まず現状の問題点を把握すること

さてここで、これら豊富なカスタマイズ機能が具体的にどのようにご自身の解析業務に活用できるのか、イメージできますでしょうか…

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