解析事例
感度解析を活用したバイパスコンデンサ最適化事例
こんな方におすすめ
- ターゲットインピーダンスを満足するコンデンサの数を最小限に抑えたい。
- 製品の小型化に伴って実装面積を削減したい。
電源プレーンインピーダンス(Z 11 )に対するバイパスコンデンサの影響度=効果を、 Sensitivity(感度)解析により確認します。
電源プレーンインピーダンスに大きく影響する部品や、あまり影響しない部品を選別することが可能です。
影響度が小さい=効果が低い部品を搭載しないことで、実装面積や部品コストの削減に貢献します。
解析モデル

図. CPU 1.2V電源プレーン
解析フロー

図. コンデンサのSパラメータ設定
(搭載コンデンサにライブラリのSパラメータを割りつける)

解析結果
初期結果
赤く四角で囲んだ部分が感度(Sensitivity)値となり、
この値が小さいほどバイパスコンデンサとしての効果が低い。
コンデンサ削減検討
初期結果を元に着目すべき周波数帯域において感度(Sensitivity)値が小さい6個のコンデンサを削除する(赤い四角で囲んだ部分)

図.コンデンサレイアウト
効果確認
コンデンサを6個削減した状態においてもターゲットインピーダンスを満足していることがわかる。