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分野別の課題

SOLUTION CASE

ズームレンズの設計

ひとつの光学系が複数の状況を持つ場合

基本的に設計データは複数のレンズそれぞれが曲率半径や厚み、レンズ間隔といった各種パラメータをただひとつ持つことで構成されています。しかし、光学製品の中には部品そのものは同じでも得られる光学性能が複数の結果を出すという場合があります。例えば、本事例で紹介するズームレンズが代表的な製品です。カメラの中のレンズは同じでもズームポジションによって撮影画像の画角が変わります。これは、ズームポジションによってレンズの間隔を変えることで同じレンズ構成で複数の画角での撮影を可能にしています。
 光学設計では複数の画角それぞれの状況について個別に光学解析・設計をする必要があります。しかし、画角の数に応じて設計データを複数作る必要はありません。ひとつの設計データ内で複数の状況を再現し、設計・解析を行えます。本事例ではその方法をご紹介します。

マルチコンフィグレーション機能の利用

Ansys Zemax OpticStudioのマルチコンフィグレーション機能では、設計データ内の特定のパラメータに複数の数値を持たせることができます。これにより、ひとつの光学系に対して様々なシーンを再現できます。本事例ではひとつのズームレンズのレンズ構成のうち、2か所のレンズ間隔に対してそれぞれ3種類の数値を持たせることで3つの画角をモデリングします。各画角のモデルに対してそれぞれに制約条件を与え、最適化をかけて要求仕様を満たすズームレンズを設計します。

資料サンプル

本資料をおすすめ

  • ズームレンズの設計に従事されている方
  • マルチコンフィグレーションを使った最適化にご興味がある方

※内容の詳細は、下記ボタンより資料ダウンロード頂けます。

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