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製品情報

PRODUCT

3次元光学解析ソフトウェア Ansys Speos

高精度な見栄えの検証を可能にする「3次元光学解析」のソフトウェア
デザイン品質の向上とともに、製品化までの期間短縮、コスト削減を支援します

Ansys Speosは、光源や材料の測定結果・人間の目の特性・環境特性に基づく物理ベースのレンダリングにより、高精度な見栄え検証が可能な3次元光学解析ソフトウェアです。太陽光をはじめとする光源のライブラリ、光が反射する素材の特性、年齢による人間の目の特性といった各種アルゴリズムを備えており、一般的な3D CGでは再現できない、現実世界に極めて近い物理現象を再現した高度な解析結果の取得をサポートします。また、GPUを使用したシミュレーションに対応しており、解析結果の高速な取得が可能です。

業界・応用先

道路・屋外照明

道路・屋外照明

ディスプレイ

ディスプレイ

エクステリア照明

エクステリア照明

インテリア照明

インテリア照明

屋内照明

屋内照明

カメラ

カメラ

マルチフィジックス

AR-HUD

内装・質感

内装・質感

自動車全般、電機製品全般、LED照明、光源、カメラ、センサー、紫外・赤外デバイス、照明空間、医療・美容など

時代背景・昨今のニーズ傾向

現代の製造業においては、製品が必要な機能を備えてことはもちろんのこと、製品をタイムリーに上市すること、製品を利用する顧客が「格好良さ」や「心地よさ」を感じるデザインを含めた品質が重要視されます。
このようなニーズに応えるために、正確かつ柔軟な光学解析を短時間で実現できるソリューションが求められます。Ansys Speosは、モデリング、シミュレーション、見栄えを含めた解析結果の分析といった開発フローにおける各工程を、円滑化、高速化させる機能群を有しております。現物に即した物理現象を再現するための高度な機能を有すると同時に、従来行っていた煩雑な作業の短縮・合理化をも支援可能な、最適な設計環境をご提供します。

光学設計

光学設計

ヒューマンビジョン

ヒューマンビジョン

材質/テクスチャ

材質/テクスチャ

動的解析

動的解析

最適化

最適化

迷光解析

迷光解析

マルチフィジックス

マルチフィジックス

光センサー検証

光センサー検証

特長

人間の目の感度や、実際の見え方を再現した見栄えの評価

例えば、日差しが差し込む、照明の消された室内におけるモニターディスプレイの見え方など。生理学的な人間の視覚モデルに基づいてシミュレーションを行い、色、コントラスト、調和、光の均一性と強度を最適化することで視覚的な知覚品質を向上させ、昼間や夜間の視覚を含む周囲の照明条件を考慮した見栄え評価が可能です。

製品開発の期間短縮にも貢献するリアルタイムレンダリング

NVIDIA社製のGPUの計算処理能力を利用し、リアルタイムシミュレーションを実行できます。本格的なシミュレーションを実行する前に、マウス操作で視点や製品を移動させながらリアルタイムに見栄えをチェックできるため、不具合の早期発見や対策が可能となり、製品開発の期間短縮に寄与します。

使い慣れた3D CAD上での照明解析を可能にするNX、Creo統合環境

従来、光学ソフトウェアとCADが独立していたことから、形状データの入出力に伴う作業に多くの時間が割かれていました。Ansys Speosは、NX及びPTC Creo Parametricに統合された光学解析環境をサポートし、使い慣れたCAD上での照明解析を可能にします。構造設計や寸法公差解析のたびにデータを入出力する手間を削減すると同時に、入出力時の意図しない形状変化の不具合を防止します。

クラウド、GPU、HPCによる計算処理の高速化

光学機器の照明解析シミュレーションにおいて、大規模なモデルや複雑なモデルでは、多くの光線追跡本数が必要であり、膨大な時間を要します。
Ansys Speos はNVIDIA社製のGPUを利用することで光線追跡を高速化し、より多くの設計パターンを検討できるようになります。さらにハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)やクラウド環境下での利用にも対応しており、設備の導入や管理のコストをも考慮した最適な解析環境を提供します。

こんな課題を解決

光学設計や解析を実施する際、設計者自身や後工程、プロジェクトの管理者の困りごととなる要因には様々なものがあります。Ansys Speosは以下に代表される課題の解決に直結する機能を有しており、開発の円滑な進行を支援します。

  • 本格設計中に特定方向の見栄えに課題が見つかり、手戻りが発生した
  • 設計の初期段階で問題点を把握し、設計要件を絞り込みたい
  • 最適化機能を利用したいが導入費用がなく、試行錯誤で設計している
  • 性能に強く寄与するパラメータを把握し、効率的・高速に最適化したい
  • 設計値からばらついた、製造・組み立て誤差も考慮して最適化したい
  • カメラの視野角、死角の確認や最適な配置、確度の検証に時間を要している
  • 昼夜や雨、霧など異なる環境条件についての確認が困難である
  • 光線追跡の計算処理に時間が掛かっている
  • 光学系の最適化処理に時間が掛かっている
  • 使い慣れた3D CAD上で照明解析を実施したい
  • 3D CADと照明解析ツール間のデータの入出力が煩雑
  • 後工程や承認者との利用ツールが異なることで、意思疎通が滞る
  • 光が原因となる熱トラブルを解析できるソフトウェアを探している
  • 材料の表面やボディの見栄えを評価したいが、リアリティに欠ける
  • オブジェクト表面の質感を変えて見栄えを評価したい
  • 空間の質感を考慮した、照明デザインのイメージを作りたい

選べるラインナップ

Ansys Speosは、すべてのパッケージラインナップにおいて、直感的な3Dモデリング機能と、光学システムの設計機能、およびシミュレーション機能を備えており、光学システムの設計・解析で必要となる基本的なコア機能が搭載されたPro、高度な光学解析機能が追加されたPremium、人間工学に基づくヒューマンビジョン機能が追加された最上位モデルのEnterprise、の3段階で構成されております。

選べるラインナップ

WEBセミナー

主催:サイバネットシステム株式会社
共催:アンシス・ジャパン株式会社 様
受講料:無料

自動車のヘッドランプ、空間照明、UV/IRデバイス等の設計において Speos をご活用いただくことでどんなことが実現可能かについて、具体例を交えながらご紹介いたします。

第一部:3次元光学解析ソフトウェアSpeosの紹介

  • 迷光解析、3Dテクスチャ、イメージテクスチャ、 3Dエネルギー密度などの機能紹介
  • Speos HPCにおける分散計算の仕組み Ansys Cloud のご紹介
  • レンズ内の光路を模式化する Speos Lens System の仕組み
  • ヘッドアップディスプレイ機能のご紹介
  • optiSLangを使用した Ansys Speosのパラメータ最適化

第二部:Speos バーチャルバリデーション事例のご紹介

  • 自動車のエクステリア/インテリアにおける適用例
  • 一般/建築照明におけるレンズ形状による照度と配光の違い
  • さまざまな材料特性、光源、条件におけるオフィス室内のバーチャル検証
  • 光学的効果 、照明条件、電子処理の異なるカメラ撮影のシミュレーション

第三部:動的評価ソリューション AVxcelerateの紹介

  • 路面の輝度値・照度値を考慮したランプ機能のシミュレーション
  • 物理現象 (光学・電磁界) に忠実なセンサモデル
  • エミッタパルス形状や角度分布、 ビーム発散度、受光部のレンズ特性などを考慮したLiDAR モデルシミュレーション