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Ansys Lumerical 2025 R1 バージョン情報

Ansys Lumerical 2025 R1

2025年1月リリース

Ansys Lumerical 2025 R1で実装された新機能の概要は以下の通りです。

これらの新機能の中から一部抜粋して紹介いたします。

さらに詳しい情報をご希望の方は、こちらから弊社開催のアップデートセミナをご覧ください。

新規GUIの導入

Lumerical FDTDでは新しいGUIが導入され、FDTD、RCWA、STACKといった各ソルバー専用のタブが実装され、モニターの追加・計算リソース(CPU/GPU)の切り替えなどがより直感的に行えるようになりました。
新規GUIの各アイコンの機能はこちらに簡単にまとめておりますのでご確認くださいませ。

GPUシミュレーション機能のアップデート

Ansys Lumerical FDTDにおけるGPU計算機能は、2025R1でPEC(Perfect Electric Conductor)や分散を持つ材料に対応しました。また、PML境界条件使用時のメモリ消費量が約50%減少しました。さらに、マルチGPUシミュレーションの性能が向上し、GPUの数に応じてほとんどリニアに計算速度がスケールするようになりました。

体積ホログラム向けLayer Repetition機能

RCWAソルバーにはLayer Repetition機能が追加され、複数層を1周期として繰り返すことで、構造全てをモデリングし計算した場合と比較して同等の精度で体積ホログラムのシミュレーションが約5倍の速度で計算可能になりました。

OSAのスペクトル計算のためのウィンドウ関数

Lumerical INTERCONNECTでは、OSA(Optical Spectrum Analyzer)にスペクトル計算用のウィンドウ関数が追加され、非周期信号のスペクトル解析の精度が向上しました。

Lumerical - Zemax多波長対応の大規模メタレンズワークフロー

2025R1では、Ansys Zemax OpticStudioの伝播計算に新たにWFT(Window Fourier Transform)法が追加され、大規模メタレンズ解析ワークフローにおいてよりリアルなレイトレーシング結果を得られるようになりました。
詳細はこちらまたは弊社開催のアップデートセミナZemaxパートをご確認ください。