お役立ち情報 ディープラーニングがもたらすセキュリティの革新
2020年のマルウェアによる攻撃は前年と比べ358 %増加。なかでもEmotetは4,000%と大幅な増加を見せるなど、その猛威は留まるところを知りません。このような状況のもと、AI(人工知能)を用いた次世代アンチウイルスも登場していますが、その多くは専門家による特徴点抽出に依存した機械学習によるアプローチであり、理論上、人間が教えたこと以上の精度で予測することがきません。このため精度や品質にもばらつきが生じ、誤検知や過検知を招くことも少なくありません。
これらの課題を解決したのが、ディープラーニング(深層学習)によるアプローチです。本資料では、なぜディープラーニングが未知のウイルス対策に有効であるかをご紹介します。
Deep Instinctとは
AI(人工知能)の1つであるディープラーニング(深層学習)をセキュリティに取り入れたエンドポイント向けアンチウイルス製品です。
ディープラーニングの採用により、既知・未知を問わず、これまでの機械学習をも上回る精度でサイバー攻撃を予測・検知し、エンドポイントを防御します。従来のシグネチャを用いたパターンマッチングとは異なり、ディープラーニングの成果としてつくられた高精度な予測モデルがエンドポイント上で瞬時に攻撃を判定します。CPU負荷も低く、頻繁なシグネイチャファイルの更新も不要なため、防御力の強化とメンテナンスの負荷軽減を図れます。