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全国140拠点以上のホテルで利用される約3500台のPCを
Carbon Black Cloud とDH-MDR で強力に防御

「VMware Carbon BlackとDH-MDRサービスの導入で、ホテルビジネスの
安定運営に不可欠なエンドポイントセキュリティ強化を実現できました」株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント インフォメーションテクノロジーITチームチームマネージャー三浦雅貴氏
POINT
  • Carbon Black Cloudへの移行により、既知/未知のマルウェアにも対処可能なエンドポイントセキュリティを適正な導入コストで実現
  • DH-MDRサービスとの併用により、社内ITチームのセキュリティ運用の負荷を抑制
    「ビジネスの成長に寄与するIT化」という、コア業務に専念できる環境を獲得

マイステイズ・ホテル・マネジメントの事業概要

株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント(以下、同社)は1999年7月ウィークリーマンションの管理・運営から事業を開始、2005年からは「マイステイズ」のブランドでホテル事業へ参入して以来、運営受託業務を軸にホテル開発やコンサルティングへと事業を拡大してきた。現在ではマイステイズ・ホテル・グループとして宿泊特化型ホテル、フルサービスのシティホテルやリゾートホテル、温泉旅館、家具家電付レジデンス型など多彩なブランドを展開。北海道から沖縄に至る日本全国各地で100棟以上を運営するなど、ホテルビジネスを成長させている。2022年4月5日には「かんぽの宿」30施設の運営を開始、同年7月1 日には新ブランド「KAMENOI HOTEL/亀の井ホテル」を立ち上げるなど、今後もさらなるビジネス拡大に取り組んでいく構えだ。

同社はEDR(Endpoint Detection and Response)を統合したエンドポイントセキュリティ製品であるヴイエムウェア社の「VMware Carbon Black Cloud Endpoint Standard(以下、Carbon Black Cloud)」、および、その運用監視業務をサポートするAGEST社のマネージドセキュリティサービス「DH-MDR」を導入、社内のエンドポイントセキュリティの強化を実現した。同製品を選択した理由と、導入による効果について、同社インフォメーションテクノロジーITチームチームマネージャーの三浦雅貴氏にお話を伺った。

IT基盤の継続的な見直しに伴い、エンドポイントセキュリティ対策も刷新

同社のITチームでは、顧客サービスおよび従業員の働き方改革・業務効率化を強化するためのIT化や、その運用負荷抑制、コスト削減を目的としてIT基盤のクラウド化を進めてきた。また、これまでに導入したIT製品やサービスについてもコストや機能面から定期的な見直しを図ることで、自社の利益に貢献するIT基盤の実現に継続して取り組んでいる。

エンドポイントセキュリティ製品の見直しも、その一環として行われたものだ。これまで同社ではシグネチャベースのアンチウイルスやEDR製品を組み合わせ、既知/未知のマルウェアの侵入をいち早く検知・可視化するとともに、迅速な対応を可能とする体制を構築してきた。「しかし、既存のEDR製品は、EDRソリューションが世に普及し始めたばかりの頃に導入したものでした。はたして、それが現在の当社にとって最適なものであるのか、上長を交えて議論・再検討したのです」と三浦氏は振り返る。

「そこで、EDR製品の再選定を行ったところ、近年では、アンチウイルスとEDRの機能を統合したソリューションが登場していることが分かったのです。これならば、従来と同等、あるいはそれ以上のセキュリティを確保しながらも運用にかかるコストや負荷を削減できると期待しました」(三浦氏)

このほかの課題として、これまではアンチウイルスの定期スキャンにより、「PCの挙動が遅くなる」「PCのレスポンスが悪くなり、業務に影響が生じる」という声も現場からたびたび寄せられており、その解決も求められていたという。

また、EDR製品のリプレースにあたっては、MDRサービスとの併用も要件として挙げられた。三浦氏は、「事業拡大により現在、当社グループではクライアン ト端末が急激に増加しており、自社内で常時監視や有事の際の即時対応を行うのは困難であると考えました。加えて、ビジネスを強化するためのIT化というコア業務にITチームが専念するためにも、MDRサービスの利用が不可欠だったのです」とその理由を説明する。

エンドポイントセキュリティ強化に向けて次世代アンチウイルスとEDR、MDRサービスを併用

複数のEDR製品とMDRサービスを比較検討した結果、最終的に選ばれたのが「Carbon Black Cloud」と、「DH-MDR」である。Carbon Black Cloudを選択した理由について三浦氏は、「当社が掲げたコスト要件に合致していたことや、PoCによる事前検証を実施した際に既存および他社製品よりもセキュリティ機能や、管理画面の操作性に優れていたことが決め手となりました」と説明する。

同社がPOCで比較検証したポイントは大きく2つある。1つは、MDRサービスからのセキュリティインシデント発生の第一報の速さだ。三浦氏は、「検証環境 を作り、意図的にPCをウイルスに感染させ検証を行ったところ、Carbon Black Cloud とDH-MDRの組み合わせは、他社よりも20分以上も早く感染の第一報を上げてくれました」と評価する。

2つ目は、PCにインストールするエージェントのアップデートの容易性だ。従来のアンチウイルス製品では、クライアントソフトのアップデート時にネットワークやシステムリソースに対する負荷が一挙に上昇するため、一度にアップデートを行うPCの台数を50台程度に制限しなければならず、段階的なアップデート作業を強いられていたという。

「それに対して、Carbon Black Cloudはアップデート時もシステムリソースに対する負荷が低く、これであれば、すべてのPCを対象としたアップデートも一度で終えられると判断しました」(三浦氏)。このほか、運用管理の観点からは、分かりやすい管理画面を通じて様々な設定、および変更を直感的な操作で行えることも評価ポイントとなった。

サイバネットの手厚いサポートにより、スムーズな導入・展開を実現

今回のCarbon Black Cloud、そしてDH-MDR導入のパートナーとして、同社を支えたのがサイバネットシステム(以下、サイバネット)である。「サイバネッ トにはCarbon Black Cloudの提案だけでなく、DH-MDRの導入の窓口も担ってもらったことで、お互いの認識に齟齬のない、スムーズな導入を進めることができました」と三浦氏は評価する。 また、営業担当者だけでなく、専属の担当エンジニアもアサインするなど、Carbon Black Cloudに関する技術的な質問や相談、要望にも迅速に対応してもらえる体制を整えてくれたことも、サイバネットに対する評価ポイントだと、三浦氏は語る。

「例えば、Carbon Black Cloudを各ホテルへ展開するにあたり、『Active Directory経由でエージェントを配布したい』といった要望を伝えたところ、サイバ ネットは配布用のスクリプトを作成してくれました。また、エージェントの配布が上手くいかなかった場合にも、サイバネットのエンジニアはオンラインからアクセスして原因を究明、解決してくれるなど、多方面に亘って手厚いサポートを行ってくれ、とても感謝しています」(三浦氏)

運用負荷を大幅に抑制しながらエンドポイントセキュリティの強化を実現

2022年9月8日時点、ホテル総数で142拠点、営業所を含めた本社2拠点の146拠点で稼働している約3500台のPCがCarbon Black CloudとDHMDR保護下にあるという。なお、DH-MDRでは、24時間対応のインシデント発生時の連絡や対応、アラート解析、日本語による月次レポートが提供されている。

運用面での大きな導入効果の1つは、エージェントのアップデートを一気に行えるようになったことだ。先に述べたように、これまではPCのエージェントのアップデートは段階的に行う必要があり、全ての作業が終了するのに一か月以上を要していたという。「しかし、Carbon Black Cloudの導入後はそうした段階的 な作業が不要となり、Windows Updateと同時にエージェントをアップデートするといったフローを確立することができました。これにより、担当者の作業工数も減らせています」(三浦氏)

また、Carbon Black Cloudの直感的な操作画面もITチームのメンバーからは好評で、「以前のEDRよりも使いやすくなった」との声が寄せられているという。一方、エンドユーザー側のメリットであるが、シグネチャベースのアンチウイルスからの移行により、当初の課題であったスキャン時のPC負荷の上昇も解消され、PCのレスポンスが悪くなったとの不満も上がらなくなっている。

このほか、副次的な導入効果として三浦氏が挙げるのが、Carbon Black Cloud が有するLive Response機能によるPCのリモート制御が可能になったことだ。当社では資産管理ツールも導入し遠隔地にあるホテルのPCに対してリモートからの管理を行っていますが、ネットワーク接続が不安定な場合には、つながりにくくなるケースもあります。一方、Live Response機能は常に安定した接続を維持しており、ホテル側のPCに何かトラブルがあった際にもLive Response機能を用いて接続。PC内を調査することでトラブルの原因究明や解決に役立てています」と三浦氏は話す。

今後の展望

サイバネットの支援のもと、Carbon Black CloudとDH-MDRを導入し、エンドポイントセキュリティのさらなる強化と運用負荷を実現した同社。今後のビジネ ス展開について三浦氏は、「統合リゾートホテルなどを運営してきたノウハウを活かし、子育て世代やアクティブシニア、さらにはインバウンドの取り込みも目指していきたいと思います」と話す。そうしたビジネスを進めていく中では、今後もホテル数の拡大、つまりPC台数の増加が予想されており、セキュリティ対策についても継続的な強化が不可欠となる。

そうした状況を踏まえつつ、三浦氏は今後のセキュリティ強化に対する展望とサイバネットに対する期待を次にように語った。「今後、さらなるセキュリティ強化と運用効率化を図っていくためには、各セキュリティソリューションどうしの柔軟な連携が可能な仕組みが必要です。理想をいえば、すべてのセキュリティツールを1つのUIで統合管理可能な仕組みです。引き続き、サイバネットには手厚いサポートを期待するとともに、当社が求めるソリューションが具現化された際には、いち早い提案をお願いしたいと考えています」(三浦氏)

株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント: https://corporate.mystays.com/

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