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公差 × 3Dデータを活用したものづくりセミナー

公差解析と 3DA モデルを核とした MBD/MBE、新時代の製図レス開発

公差×3Dデータを活用したものづくりセミナー

参加無料
20251015日(水) 東京開催

トップランナーが語る、3Dデータと公差の最前線

Ed Walsh
デジタルスレッド、MBD/MBE、ばらつきの管理
Sigmetrix, L.L.C.
Chief Revenue Officer
Vice President
Ed Walsh
鈴木 伸哉様
公差解析/幾何公差の教育 ~はじめの一歩から,次の一歩へ~
関東学院大学
理工学部理工学科
機械学系
准教授
鈴木 伸哉様
田村 俊輔様
設計者による CETOL6σ
活用の軌跡と公差解析の
成功事例
三井金属アクト(株)
((株)ハイレックスアクト)

グローバル営業・開発本部
システム開発部
田村 俊輔様
吉野 直人様
弊社におけるMBD/MBE
取り組み事例のご紹介
富士フイルム
ビジネスイノベーション(株)

生産技術革新部
吉野 直人様
堀江 星潤様
3DAを活用した
公差解析プロセス
PTC ジャパン ユーザー会
3D-DTPD
ものづくりフォーラム

代表
堀江 星潤様
※ご講演順に掲載させていただいております。

3Dデータで “つくる力” を未来につなぐ。
3DA×公差解析ツールで実現する曖昧図面からの脱却

公差解析による設計・製造の精度向上 、そして 3D モデルに幾何公差などの製品製造に必要な情報を入力した 3DA/PMI の活用による MBD(Model-Based Definition)/MBE (Model-Based Enterprise) の推進は、日本のものづくりがグローバル競争の中で生き残るための重要なカギです。

本セミナーでは、PTCジャパン ユーザー会 3D-DTPDものづくりフォーラムをはじめ、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、三井金属アクト株式会社(株式会社ハイレックスアクト)にご登壇いただきます。公差解析ツールと 3D データ活用において、現場での課題をどう乗り越えてきたのか?試行錯誤から得た気づきや公差解析を使える組織にしていくまでのプロセスを、現場視点で包み隠さず率直に語っていただきます。

また、CETOL 6σ の開発元である米国 Sigmetrix 社より、MBD/MBE の 海外の最新動向についてもご紹介。 関東学院大学 鈴木伸哉先生にもご登壇いただき、公差解析の基本を正しく理解し、適切な公差設定・解析結果の解釈・判断ができる人材をどのように育てていくべきかについてお話しいただきます。

さらにセミナー終了後には、登壇者や参加者同士が直接交流できる懇親会も実施。 同じ課題に取り組む"社外の同志”と出会い、公差解析、DX 推進の悩みや思いをざっくばらんに共有いただける貴重な機会となります。

公差解析という文化を、いかに社内に根づかせ、活用できる人材を育成していくか? そして、熟練技術者 に依存しない持続可能なものづくり組織をどう築いていくか? その答えに迫るセミナーです。
セミナーお申し込み

開催概要

イベント名 公差×3Dデータを活用したものづくりセミナー
~公差解析と3DAモデルを核としたMBD/MBE、新時代の製図レス開発~
こんな方におすすめ 設計段階の適切な公差解析によって開発期間の短縮や品質向上を目指している方
3D CAD (例:NX、SolidWorks、Creo、CATIA V5 など)をご使用の設計担当者様または管理者様
3DA/PMI の活用、MBD/MBE を推進されている方
日時 2025年10月15日(水)14:00 開始 (開場 : 13:30)  ※ セミナー終了後に同会場にて懇親会を開催
会場 秋葉原コンベンションホール (JR 秋葉原駅 電気街口より徒歩 1 分) 【会場へのアクセス
参加費 セミナー・懇親会ともに無料(Webからの事前登録制)
主催 サイバネットシステム株式会社

日程/お申込

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

アジェンダ    ([Profile] ボタンより各講演者のご経歴/お取り組みを確認できます)

14:00~14:15

3Dデータと公差解析がつなぐ “ものづくりDX”
〜製品ライフサイクル全体を見通すデジタルスレッド活用〜

DXの潮流の中、製造業においても“デジタルスレッド”の活用による業務革新が求められている。本講演では、当社の概要とともに、3Dデータを基軸としたデジタルスレッドの構築、ならびに設計段階での公差解析による“フロントローディング”を実施するメリットについて紹介する。

1. 会社概要・弊社の DX ソリューションご紹介
2. 3Dデータ活用による“デジタルスレッド”構築の全体像
3. 公差マネジメントを実施することで得られるメリットとは

サイバネットシステム株式会社 糸井 豊
サイバネットシステム株式会社
デジタルエンジニアリング事業本部
DXソリューション統括部
統括部長 糸井 豊

14:15~14:55

デジタルスレッド、MBD/MBE、ばらつきの管理 (通訳有り)
The Digital Thread, Model Based Enterprise, Model Based Definition, and Managing Mechanical Variation

本講演では、製品要件、設計、製造、品質管理などをつなぐ「デジタルスレッド」を、製造業がどのように構築しようとしているのかをわかりやすく解説します。世界の製造現場との実際のやり取りを通じて得られた知見をもとに、企業が得られる具体的なメリットと、その実現に必要な投資について、実践につながる具体策をご紹介します。

  • デジタルスレッド、MBE/MBD、MBSE (Model Based Systems Engineering)、機械的ばらつき管理の相互関係と、上位システム要件から機械仕様を経て部品単位の製造工程までを結ぶ仕組みとは
  • 企業が MBD の導入に苦戦している理由と成功への道筋
  • MBD 導入を先導している業界・地域・企業とその理由
  • MBE/MBD がもたらす 事業への潜在的な財務的影響
  • 20年前の2D図面からCADへの変革と重なる取り組み—歴史が教える教訓とは


Ed Walsh様
Sigmetrix, L.L.C.
Chief Revenue Officer
Vice President Ed Walsh

14:55~15:25

公差解析/幾何公差の教育 ~はじめの一歩から,次の一歩へ~

3DAモデルを用いたものづくりのDX化にタイムリーに対応するためには,今,公差解析/幾何公差を利用できるエンジニアを教育することが大前提である。本講演では,無料で利用できる公差解析/幾何公差の教育教材の紹介から,次への一歩(公差解析の俯瞰して見る全体像,幾何公差のJIS改定の意図)について紹介する。

・公差解析の無料動画(みんなの公差)
・幾何公差の無料動画(設計工学会 事業部会 幾何公差講習担当)
・公差解析の全体像・学問としての公差解析。
・幾何公差の標準JIS B 0021の改正前に,あらかじめ知っておく幾何公差。

鈴木 伸哉様
関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
准教授 鈴木 伸哉 様

15:25~15:40    休憩

15:40~16:10

設計者によるCETOL6σ活用の軌跡と公差解析の成功事例

当社の製品開発における公差解析はCADによる手作業が主流だったが、結果に個人差が生じやすく、試作後に修正の工数が発生することもあった。製品の高度化により部品点数の増加および複雑化する中、工数削減を目的として CETOL 6σ の活用を取り組んできた。
本発表では、解析専任者の立場から設計者に CETOL 6σ の活用を促した紆余曲折の経緯を中心に、実際に開発の時間を削減することができた効果の事例を紹介する。

・設計者への CETOL 6σ 活用に向けた軌跡
・設計者が CETOL 6σ を使うことによって生まれた効果事例
・設計者が CETOL 6σ を活用し続けるための活動や展望

田村 俊輔様
三井金属アクト株式会社
(株式会社ハイレックスアクト)

グローバル営業・開発本部
システム開発部
田村 俊輔 様

16:10~16:40

弊社におけるMBD/MBE取り組み事例のご紹介

富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)では、1990年代の3DCAD導入以降、様々なフロントローディングの取り組みを進めてきた。2010年代には「3D図面」の運用を開始し、2020年代には3DAを活用して開発生産DXの実践に繋げている。今後はこれまで蓄積してきたデータを活かしてAIと連携し、更なる開発生産プロセスの改革を目指す。

・1990年代:3D干渉チェックによる手戻り削減
・2000年代:シミュレーション活用による設計品質向上
・2010年代:3D図導入、寸法数削減への取り組み開始
・2020年代:3DA(3D寸法)導入、図面情報を3Dへ統合し開発生産DXを開始

吉野 直人様
富士フイルム
ビジネスイノベーション株式会社

生産技術革新部
吉野 直人 様

16:40-17:10

3DAを活用した公差解析プロセス

3Dモデルに製造上必要な情報を集約できる3DAは、MBDの推進に合わせて一時流行したものの、普及にあたっての障壁の多さから下火になっていた。現在では新規格の登場や、ツールの進化により見直されつつあるが、「実務で効果が出ない」と普及が進んでいない。そこで、今回は3DAの活用方法の一つとして、3DAを活用した公差解析プロセスを提案する。このプロセスでは、設計の初期段階での公差解析と、機能に対して真に必要な公差の見直しが可能となり、図面の簡略化や未測定公差の適正管理等のメリットが期待できる。

・公差計算の現状
・3DAを使った設計プロセス
・課題

堀江 星潤様
PTC ジャパン ユーザー会
3D-DTPD ものづくりフォーラム

代表 堀江 星潤 様
※ご講演内容は都合により変更になる可能性がございます。また、お時間は進行により前後いたします。予めご了承ください。
セミナーお申し込み

糸井 豊 Profile

サイバネットシステム株式会社
デジタルエンジニアリング事業本部
DXソリューション統括部
統括部長 糸井 豊
自動車部品メーカーでエンジン設計業務に従事したのち、CAE開発ベンダーにて研究者のツールであったCAEを設計段階で活用可能にするため、自動化・効率化ツールの普及に従事。2016年に入社したサイバネットシステムでは、CAEから守備範囲を拡げ、CAD・PLM・クラウド・IoT・XRなど幅広くエンジニアリングDXを推進する部門を構築し統括している。

Ed Walsh Profile

Sigmetrix, L.L.C.
Chief Revenue Officer
Vice President Ed Walsh
Member of Sigmetrix Team Since 2007
Working with Sigmetrix Team Since 2000

学歴:
ブラッドリー大学:機械工学学士号
モトローラ大学:シックスシグマブラックベルト認定
シカゴ大学ブースビジネススクール、エグゼクティブ教育:新製品開発
製品開発管理協会:認定新製品開発プロフェッショナル
ウースター工科大学:システムエンジニアリングの基礎

職歴:
機械エンジニア: John Deere/Caterpillar Supplier
アプリケーションエンジニア: Rand Technologies
プリンシパル/パートナー: Leading Edge Engineering
Sigmetrix 北米営業部長 (2017年~2018年)
Sigmetrix グローバル営業担当副社長 (2018年~2024年)

専門団体:
製品開発管理協会:中西部地域ディレクター(2009 年~2011 年)
シカゴ・エグゼクティブ・クラブ
ノースウェスタン大学:客員講師:製品設計および開発管理

理事会所属:
Sigmetrix
ブロンズビル・アカデミー・チャーター・スクール(申請中)

鈴木 伸哉様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
准教授 鈴木 伸哉様
2001年
オリンパス光学工業株式会社 デジタルカメラの開発に従事
2006年
富山工業高等専門学校
2012年
長野工業高等専門学校
2017年
ノースカロライナ州立大学に滞在(7カ月)Edward Morse教授とBryan Fischer氏より幾何公差の指導を受ける
2023年
関東学院大学
2023年
森北出版より「幾何公差・公差解析実践ハンドブック」出版
2024年
設計工学会 事業部会 幾何公差講習担当としてYoutubeチャンネル公開
https://www.youtube.com/@JSDE_Kikakousa

吉野 直人様 Profile

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
生産技術革新部
吉野 直人様
1991年旧富士ゼロックス(株)に入社。
以降、2010年12月まで複合機の設計部門に所属し、用紙搬送部、画像形成部のメカ設計者として商品開発に従事。実際のメカ設計からマネジメントまでを経験。
その後、2011年~14年まで中国深センの自社生産拠点に出向し部品技術部の統括長として取引先の部品品質管理、生産準備をマネジメント。
2015年に旧富士ゼロックスのモノ作り部門に戻り、モノ作り技術開発、量産設計、開発生産プロセス改革を推進している。

堀江 星潤 様 Profile

PTC ジャパン ユーザー会
3D-DTPD ものづくりフォーラム
代表
堀江 星潤様
セイコーエプソン株式会社で産業用プリンター、小型射出成型機、プロジェクターのメカ設計を担当。
2017年にCETOL6σの導入を担当し、CETOL6σ歴約8年。メカ設計として商品化業務を行う傍ら社内での教育・普及・公差解析請負を行っている。
PTCユーザー会の3D-DTPDものづくりフォーラムに参加し、そこでは3DAを活用した設計プロセスの効率化活動を行っている。

田村 俊輔様 Profile

三井金属アクト株式会社(株式会社ハイレックスアクト)
グローバル営業・開発本部
システム開発部
田村 俊輔様
入社当初はメカ設計グループに所属。一通り自社製品の設計担当として従事した後、2021年に現在のCAE解析グループに異動。CETOL6σをはじめとした「設計者CAE」ツールの活用を部内に広めるため、自らツールを使いながら設計者に布教活動中。

金田 徹様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
教授 金田 徹様
1956年
兵庫県たつの市生まれ
1984年
東京工業大学大学院博士後期課程修了(工学博士)
1984年
関東学院大学工学部機械工学科専任講師。1996年 同教授
1992年
King's College London客員研究員
2010年
ISO/TC 10・ISO/ TC213A国内委員会委員長(日本代表)
2010年
関連JIS 原案作成委員会委員長
2014年
ISO/TC 184/SC 4国内委員会委員
2016年
日本ベアリング医工業会JIS転がり軸受原案作成委員会委員長
2019年
文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員
経済産業省産業標準調査会基本技術専門委員会 元・臨時委員。
日本設計工学会 元・副会長。
ISO規格・JIS開発に従事しつつ、ソニー製aiboの臨床応用・医療メカトロ機器開発を手がけている。

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