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製品リリース情報

CETOL 6σバージョン 11.4

主な特徴

公差規格の切り替えに対応

[寸法のデフォルト] オプションで [公差標準のデフォルト] を指定することができるようになりました。下記規格のどちらかを選択可能です。
・ASME Y14.5
・ISO GPS

モデルに部品を追加すると、各部品はまずデフォルトの公差標準に設定されますが、その後も部品プロパティビューで確認・変更することができます。

モデルに公差設定する際、選択した規格により利用可能なオプションが変化します。例えば、「非中央輪郭度公差」(次項目) では、ASME Y14.5時はⓊ、ISO GPSの場合はUZが選択できます。

非中央輪郭度公差

下記の形体での輪郭度公差において、ASME Y14.5の不等配分の付加記号 Ⓤ および、ISO GPSのオフセット指示 UZ を含めることができるようになりました。
・平面
・シリンダ
・球
・円錐
・トーラス

測定目標

測定の定義時や測定結果を確認する際に、以下のうち一つを測定目標として設定することができます。
・統計品質
    シグマ ≥ 値
    DPMU ≤ 値
    歩留り率 ≥ 値
・ワーストケース範囲

解析を実行すると、目標を持つ各測定には 合格 または 不合格 のステータスが表示され、懸案となる測定 (ステータスが 不合格 の測定) をモデル上で素早く把握することができます。

CADアノテーションのリンクとインポートの改善

データム形体シンボルを、CADモデルからインポートしてリンクさせることができるようになりました。

カスタムパラメータ

以前のバージョンでは、各オブジェクトの [ノート] タブに3つのパラメータ(変更1、変更2、変更3)が用意されていました。これらのパラメータを含む独立した [パラメータ] タブが新設され、任意の名前と値を指定可能なカスタムパラメータを上限無く追加することができます。

単位系毎のデフォルト値

SI単位と米国慣用単位のそれぞれの単位系毎に、別々のデフォルト公差値を [寸法のデフォルト] オプションから設定できます。

[構成部品の追加] での [続けて追加] オプション

複数の構成部品を追加する際、アイコンを再度選択することなく、連続して作業することができます。

リスト選択(NX / CATIA V5-6版)

CADモデルからジオメトリを選択する際、マウスの右ボタンをクリックしたままにすると、マウスポインタ下のジオメトリオブジェクトのリストを表示し、選択することができます。

目的のジオメトリ上で右マウスボタン長押しでリスト表示
※[形体の選択] ウインドウ表示時のみ有効

新しい CAD システムリリースへの対応

CETOL 6σ v11.4.0 では次のCAD システムリリースへ対応しました。
・NX 2212
・Creo Parametric 10.0

※本バージョンでは、Creo 4.0はサポートされなくなりました。

過去のリリース情報

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