#09 様々な公差の累積モデル
Excel で様々な累積公差を計算してみよう!Excel の演習用ファイルと、模範解答ファイルを無料配布
公差の累積モデルとは?
様々な累積公差を計算できる Excel の演習用ファイルを配布中!
みんなの公差 (第8回) では、ワーストケースと二乗和平方根という、メジャーな公差計算についてご説明をいたしました ( 詳細はこちら ) 。
この2つは両極端であり、ワーストケースでは累積要素数nが大きい場合に少々余裕取りすぎてしまうため、小さく作りたいけれど小さく作れなかったり、小さく作るためには誤差を必要以上に厳しくしてしまったりといったデメリットがあります。
一方、二乗和平方根は余裕を少なく取りすぎてしまうため、決められた条件の元で成り立つといった特徴があります。


ワーストケースと二乗和平方根のどちらにすべきか?
また、その中間の取り方どのようにすべきか?
については、実はさまざまな書籍で語られています。
みんなの公差 ( #09 様々な公差の累積モデル ) では、その中でも代表的なものをピックアップし、それぞれの違いについてご説明します。
Gilsonの累積公差グラフ
1番古いところを調べてみると 1911年に Gilson という方が作ったグラフがあります。

横軸を累積要素数、縦軸を累積公差としています。
例えば公差を1として、1枚=1、2枚=2のワーストケースとすると、このような正比例のグラフになります。
二乗和平方根はルートがかかっているため、このようなグラフになります。
これを基礎として、Excel に計算式を入力してグラフを作りながら、さまざまな累積公差の計算方法を学んでみましょう。
Excel で様々な累積公差を計算してみよう
本動画では、下記の 9 つの計算式を Excel に入力して演習します。
Excel (.xlsx)の演習用ファイルと、模範解答ファイルを無料配布しております。
まずは演習用ファイルをダウンロードいただき、動画を見ながらお手元で計算式を Excel に入力してみてください。
Excel (.xlsx)の演習用ファイルと、模範解答ファイルを無料配布しております。
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ワーストケース (WC) | 二乗和平方根 (RSS) | Gilson モデル I |
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Benderizing モデル | Gilson モデル II | Spotts モデル |
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6σ モデル | 推定平均シフトモデル | 分布の型に応じた調整係数 |
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模範解答ファイルのイメージ
「公差の累積モデル」の計算方法を動画で解説!
より詳細な内容は、YouTube チャンネル「みんなの公差」で解説しています。ぜひご視聴ください。

#09 様々な公差の累積モデル
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