FAQ

Bf-NAVIに関する、よくあるご質問について掲載いたします。

撮影条件

撮影条件

推奨ではない再構成関数を使用していますが、問題ないのでしょうか?

推奨ではない再構成関数を設定したデータでも抽出可能な場合もございます。実際に読み込み、処理してみないと分かりませんが、推奨の再構成関数の特性に近いものであれば可能と思われます。
しかし、製品の特性上、推奨関数でのデータ処理をお願いします。

Bf-NAVI における DICOM データの推奨条件がありましたら教えていただけないでしょうか?

  1. CT撮影条件(CT以外の画像データは処理できません)
    スライス厚:1mm〜0.5mm(推奨0.5mm)
    撮影方向:アキシャル(軸位断)
    画像マトリクスサイズ(X,Y):512×512
  2. DICOMデータの出力
    • CT装置メーカ毎に下記の再構成関数の使用を推奨しています。
      • 東芝メディカルシステムズ:FC01, FC10
      • GE横河メディカルシステム:Standard, Detail
      • シーメンス旭メディテック:B30f, B35f,B35s
      • 日立メディコ:F20,F33, F34
      • フィリップスエレクトロニクスジャパン:B
    • 1シリーズ(アキシャルデータのみ)での出力
      注)3D画像や位置決め画像を含めないで下さい。
    • 再構成間隔は1mm〜0.5mmの規定範囲を目安とし、本アプリケーションで読み込める最大スライス画像数600枚で肺野全体の領域が含まれる間隔を設定下さい。
  3. 画像フォーマット
    DICOM3.0
    ※撮影条件は「Bf-NAVI Editor」マニュアルの「第4章」でもご案内しております。

フィリップス製CTの画像を使用してBf-NAVIでの処理は出来ますでしょうか?

可能です。再構成関数「B」のご利用をお勧めしております。

Bf-NAVI で推奨としている再構成関数の特徴について教えて下さい。

やわらかな画像フィルタを全般的に推奨しております。

Bf-NAVI で使用する DICOM データのポイントについて教えて下さい。

CT撮影時のDICOMデータは規定のスライス厚・間隔、再構成関数を使用して出力を行って下さい。詳細は Bf-NAVI Editor のマニュアルをご覧下さい。

オリンパス社のデモデータとご施設様から入手したデータを使用して Bf-NAVI で処理を行ったところ、オリンパス社のデータは気管支内腔が滑らかに表示されましたが、ご施設様のデータでは刺々しい表示になってしまいました。原因は何でしょうか?

オリンパス社とご施設様のデータでは CT の撮影条件が異なる可能性があります。Bf-NAVI Editor のマニュアルに CT 撮影条件に関して記載していますので、ご参照下さい。

CTの撮影条件を教えて下さい。(CTメーカーは島津製作所製)

島津製作所製 CTでの検証は行われていません。

「アキシャル画像」について教えて下さい。

アキシャル画像とは対軸方向(足-頭)に向かって輪切りで撮影されたデータになります。
一般的に腹部の内臓・皮下脂肪領域が色づけされたデータをご覧になられる機会もあるかと思いますが、そちらがアキシャル画像になります。

施設に既設の CT 装置で撮影された DICOM データは Bf-NAVI で使用出来ますか?

弊社で指定しております条件下で撮影された DICOM データは Bf-NAVI で処理することが出来ます。施設に既設のCT装置で同条件での撮影が可能であるかご確認下さい。撮影条件については、Bf-NAVI 操作マニュアルに記載されていますので、ご参照下さい。

CT 撮影時のギャップ(重ね合わせ)は必要ですか?

特に必要はありません。
装置上、ギャップになってしまう場合でも問題ございません。

Bf-NAVIで、画像サイズ(256×256)の DICOM データを処理出来ますか?

画像サイズ(512×512)以外のデータは処理出来ません。

肺の下部画像のみがぼけていますが、再構成関数の問題ですか?(上部はきれいに見える)

CT 撮影時の問題で、撮影中に患者が呼吸を止められていなかったか、動かれたのが原因と考えられます。再構成関数の問題ではありません。

撮影データの保存について(RAW データを持っておく必要があるか)

評価段階でしたら、再構成条件等変更することも想定されますので、RAW データもお持ちになった方が宜しいと存じます。

東芝製 CT を使用したデータの場合、再構成関数「FC13」を使用しても気管支抽出は可能ですか?

FC13は推奨関数「FC10」に近い内容の為、処理が可能かと思います(推奨から外れる再構成関数である旨はご配慮下さい)。
ただ、より精度の高い抽出処理を行う場合は「FC01」「FC10」を使用して下さい。

推奨のスライス条件を教えて下さい。

スライス厚:0.5〜1mm厚、スライス間隔:0.5〜1mmを推奨しています。
1mm以上のデータになりますと期間抽出・3D表現が荒くなる可能性がございます。

Bf-NAVI で使用するデータは肺野全体を撮影する必要がありますか?

必ずしも肺野全体を撮影する必要はありません。
気管から腫瘍部分までの経路を確保し撮影した場合、肺野全体が写り込んでいなくても仮想気管支鏡経路を作成することは可能です。

右肺にのみ腫瘍がある場合、全肺のデータを撮影する必要がありますか?

部分肺のデータでも Bf-NAVI で処理することが可能です。
条件として始点設定位置から腫瘍に至るまでの経路がCTデータに撮影されている必要があります。

オーバーラップ撮影を行ったデータをBf-NAVIで処理することが出来るか?

オーバーラップ撮影されたデータも処理は可能です。

シーメンス製 CT の再構成関数 B30s のデータを使用することは可能でしょうか?

現状では、再構成関数 B30s のデータは使用できません。画像が滑らかに表現されず、気管支抽出に失敗します。推奨の再構成関数 B30f、B35f、B35s のみです。

DICOM データは3方向(アキシャル、コロナル、サジタル)から撮影したデータが必要ですか?

アキシャル方向のデータのみご用意下さい。

患者さんの肺野・軟部組織に対する撮影条件はありますか?

各施設によって撮影方法が変わるため、患者さんに対する撮影条件の規定はしていません。一般的な方法として全肺野領域を呼気で撮影されているようです。

Bf-NAVIで処理するCTデータは「片肺、両肺」と言った撮影条件の指定はありますか?

カリーナから3センチ以上の位置を開始点とし、全肺を撮影して下さい。

右上葉支末端に病変がある場合でも、CT での撮影範囲は全肺必要なのですか?上葉部のスライスだけで処理できますか?

肺上葉部のデータだけでも Bf-NAVI で処理は可能です。但し、末端気管支までに至る関与気管支が全て撮影されている必要がございます。一部でも欠損がある場合、末梢気管支までの抽出が出来ません。

エンドユーザ様 より CT 撮影条件の問い合わせがありました。「肺野部焼き」と「縦隔部焼き」のどちらで対応すれば宜しいでしょうか?

縦隔部焼きでの撮影をお願い致します。推奨再構成関数をご使用ください。

ご施設様より「CTデータを出力する際に「肺野部」「縦隔部」「拡大条件」の設定がないとデータ取得が出来ない」との指摘がありました。この3項目は何のことでしょうか?

「肺野部」「縦隔部」とはW/WとW/Lの設定に基づく表示方法の可能性があります。
「肺野部」での表示を行って頂ければ問題ないかと思われます。
「拡大条件」はFOVの設定の可能性があります。
HRCT撮影で推奨再構成関数を使用した撮影を依頼して下さい。

取得した DICOM データを一つのフォルダに纏める際に気を付けなければいけない事は何ですか?

アキシャル方向から撮影されたデータのみを一つのフォルダに纏めて下さい。また、同一患者、2シリーズのデータが混在しているとデータ読み込みが出来ません。

Bf-NAVI Editor で必要なデータは生データですか?それともスライスデータか?

スライスデータが必要ですので、ご用意下さい。
CT 撮影時に生データ(RAWデータ)が CT 装置から出力されます。このデータを再構成し、スライスデータ(DICOM)に変換し、Bf-NAVI Editor がインストールされている PC に取り込んで下さい。

スライスデータは何枚位必要ですか?

カリーナから下肺野までを撮影した場合、長さは約 30 cm となります。スライス間隔を1mm以下に設定の上、撮影すると300枚、0.5mm以下のスライス間隔の場合600枚のスライスデータが必要になります。

再構成関数が違うと、どんな影響がありますか?

画像の見え方が違います。
Bf-NAVI で推奨としている再構成関数を使用した場合、ノイズが少なく、滑らかな表現になる傾向があります。

必要タグ条件を満たしたデータを撮影するにはどうすれば良いのでしょうか?

放射線科技師・モダリティーメーカーの担当者様にご依頼下さい。

GE 製 CT と東芝製 CT の使用を検討していますが、データの推奨条件を教えて下さい。

以下の条件のデータでご利用頂けた実績がございます。

  • GE 製 CT:スライス厚 0.625mm、再構成間隔 0.625mm
  • 東芝製 CT:スライス厚 0.5mm、再構成間隔 0.5mm

※64列 CT をご利用のご施設様が多いです。16列CT をお使いの場合には、スライス厚1mm(推奨0.5mm)、再構成間隔0.5mmでお使い頂くことになるかと思います。

3mm厚スライスのデータを使用してデモをしていますが、問題ないでしょうか?

技術的に3Dの構築をすることは出来ます。但し画像構築の過程で気管支領域が抽出できない、3Dの描出が荒くなるといった事例がございます。
推奨の0.5mm〜1.0mm厚で撮影されたデータをご用意下さい。