DEMITASNXとは

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DEMITASNXとは、プリント基板上に存在している「不要な電磁波によるノイズ発生」を抑制すためのルールチェックおよびプレーン共振解析を実行するソフトウェアです。デジタル家電やOA機器、携帯電話、ハイブリッド自動車に至るまで、ほぼ全ての電子機器おいてノイズに起因した誤作動が問題になっており、プリント基板の設計段階からEMIを念頭置いた対策が求められています。

また、EMIはSI/PIと密接な関係にあり、EMI対策を実行することで信号を安定させ、システム品質を向上させることができます。

DEMITASNXの特長

• 電気的なライブラリを必要とせず、簡単な設定だけでチェック・解析が可能
• エラースクリーニング機能により、対策に意味のある修正項目を簡単に検出
• 設計初期段階でEMI対策を考慮できるため試作段階での対策時間を短縮
• 高速計算により短時間でEMI発生の危険箇所を特定
• 手作業で行っていたデザインチェックを自動的に実施
• 放射電界値を算出する機能などにより、製品に特化したEMIの現象を確認可能

DEMITASNXを利用した設計フロー

DEMITASNXを利用した設計フローに変更することで、EMIに起因する問題を解決できます。

従来のEMI対策のフローと、DEMITASNXを利用した設計フローの比較図

従来のEMI対策で発生していた、EMIに起因するデザインの問題

回路の高速化に伴う、設計の複雑化

◆設計の後戻り作業・ノイズ対策作業増大による人件費の増加
◆設計リードタイムの長期化による市場投入遅延
◆サイトでのＥＭＣ試験による試験費増大
◆対策部品乱用による部材費増大

DEMITASNXの導入により、EMIのあらゆる問題を設計段階で解決

従来のEMI対策では、回路や基板設計の後に、実機を試作しEMC測定を行いますが測定結果により再設計が必要な場合もあります。
このように設計の後戻りによる開発期間・製品開発コストの増加や、ノウハウを持ったベテラ技術者への依存が問題になっています。
DEMITASNXは、設計初期段階から不要電磁波(放射ノイズ)の原因を取り除くことにより、試作後の対策時間・コスト極力減らし、スピーディな製品化を実現します。