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自動車シート用ラッチ機構検証

寸法設定見直しと公差値変更による品質改善の実現

自動車シート用ラッチ機構検証

寸法設定見直しと公差値変更による品質改善の実現

本資料では、多くの自動車の座席システムで用いられるシート用ラッ チ機構を対象とした解析についてご紹介します。 このタイプの製品では、一般的に座席システムの全ての性能や 品質に影響する、多くの重要な要求があります。 このシステムに対する幾つかの重要要求項目を見ていきます。

自動車シート用ラッチ機構検証 : 資料サンプル

1.重要要求事項 : 掛け金先端部隙間

一つ目の重要要求項目は、掛け金がサイドプレートノッ チのエッジを越えて開いた状態となることです。 これは、座席を移動させる時、掛け金がストライカー バーに干渉しないことを保証します。

2.公差解析設定

測定箇所の設定では、品質ばらつきを確認する箇所 (重要要求項目)に「測定対象」を設定します。
そして、実際の組立状態を元に、アセンブリ順序を設定します。同一モデル内で、接触状態の異なる複数の姿勢を定義することができます。

3.寸法設定の見直しと品質ばらつきの改善

掛け金ラッチモーメント発生位置の品質ばらつきが目標値からずれていることに着目します。 CETOL 6σ の「寸法寄与度」(測定対象に対する寸法の影響度合い) を参考に、先端部隙間に影響しない部品の寸法を見直して、このズレを解消します。
次に、CETOL 6σ の「公差寄与度」(測定対象に対する公差の 影響度合い) を確認します。 公差寄与度の高い2つの公差値を見直すことで、掛け金ラッチモーメント発生位置の品質ばらつきについても改善することができました。

*続きはダウンロードしてお読みください。

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