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~3次元公差解析の活用により開発プロセスの効率化を実現~
自動車設計における公差設計ソリューション

~3次元公差解析の活用により開発プロセスの効率化を実現~
自動車設計における公差設計ソリューション

自動車を構成する多数のユニットでは常に高い組立精度が要求されます。 例えば、エンジン内部のシリンダライナとピストンリングの配置検討においては、ピストン、エンジンブロック、クランクシャフト、コンロッドなど関連する様々な部品を併せて考慮しなければなりません。位置精度(ばらつき)を検討する場合にも、それぞれの公差値での積上げ計算だけでは不十分で、各部品の組立による位置ズレなど、3次元的な考慮が重要になります。

本資料では、3次元公差解析により、自動車開発における生産工程の不具合を事前に検証するアプローチをご紹介します。

自動車設計における公差設計ソリューション:資料サンプル

1.開発プロセスの効率化

従来の公差検討で、検証が難しい問題は、設計の狙い値と組立での実測データの平均値が異なるなどの「芯ズレ」問題への対処です。試作品や量産品をチェックし、試行錯誤での問題解決が必要でした。
3次元公差解析ツール CETOL 6σ を使用すると、「寸法寄与度」により、この問題に対処できます。「寸法寄与度」とは、公差の寄与度とは別に CETOL 6σ が独自に算出する結果指標です。芯ズレが原因となる組立不具合などの問題を事前に予測し、検証することができます。

2.ドアのラッチ機構

自動車ドアの開閉機構は、ドア側に配置されたラッチとフレームに固定されたピンにより、ロックされる機構が多く採用されています。このような構造で、ピンとラッチが適切に整列しない場合には、ラッチのツメが正しい位置に戻らないことでドアが閉まらない不具合が発生します。

3.建設機械のサービスパネルの外観

ブルドーザーのサービスパネルといった、固定構造の設計においては、側面など目に付く箇所は外観が重要視されます。フレーム溶接時の反りが原因となり取付穴の位置が変化することでパネルがねじれや反りを引き起こすことがよくあります。また、アセンブリ時のパネル位置の調整に多くの工数を要します。
CETOL 6σ を使用することで、新しい設計案を検討することができ、アセンブリ時間を一台あたり4時間削減することが可能になりました。

*続きはダウンロードしてお読みください。

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