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CAE実験室-伝熱工学編

簡単な机上実験を通して、伝熱現象を体感し知見を深めていくことを目的としています。

こんな方におすすめ

  • CAEで伝熱解析を行う方(これから行う予定の方)
  • 設計で伝熱について理解が必要な方

講座の内容

材料力学的・構造力学的な分野と比べ、伝熱現象のシミュレーションは「取っつきにくい」との声がよく聞かれます。
確かに伝熱現象を本当に正確にシミュレートするためには、例えば下記のように多くの点を考慮する必要があり、簡単ではありません。

 ・ 流れ場は層流か乱流か?
 ・ 乱流の場合,乱流モデルは何を使うべきか?
 ・ 境界層の考慮は必要か?
 ・ 自然対流の影響は?
 ・ 相変化はあるか?
 ・ 熱伝導率などの物性値の温度依存性は?
 ・ 接触熱抵抗の大きさは?
 ・ 輻射(熱放射)の影響は?

ただし、実務上は上記全ての影響を考慮することは現実的ではなく、限られたリソースから有用なシミュレーションを行うためには、熱輸送現象の「勘所」をつかみ考慮する現象の取捨選択と計算リソースの配分を行うことが重要です。
本講義では、発熱体を冷却する簡単な実験を行い、実験結果に対する検討のプロセスを通して伝熱現象の「勘所」をつかんでいただけたらと考えています。
※内容は若干の変更が発生する可能性があります。

事前学習として望ましい知識

可能であれば高校物理の熱(熱サイクルは除く)に関する項目
受講形態 座学+実験
受講料 40,000円(税別)

※ お支払い方法は、セミナー受講料のお支払いについてをご確認ください。 ※ 本価格は税別価格です。別途消費税が加算されます。 ※ 参加費はセミナー開催日時点での消費税率が適用されます。 ※ 消費税率変更前に事前支払いをされた場合も、別途差額を申し受けます。
時間 10:00~17:00
会場 東京開催: 弊社 東京本社
定員 13名
※ 内容に若干変更が生じる可能性がございます。
※ 各講演時間・順序が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
開始時間 項目
10:00
  1. はじめに
    本実験室の概要
  2. 伝熱現象について
    3つの伝熱現象について簡単に解説する
  3. 実験装置の説明
10:50 休憩
11:00
  1. 実験1 ~まずはやってみよう(発熱体を冷やすには)~
    どの現象が支配的で考慮すべきか
    熱抵抗の考え方と全体の概算
12:00 昼食休憩
13:00
  1. 実験2 ~冷却条件を変えてみると~
    フィンやヒートシンクの効果,接触熱抵抗
13:50 休憩
14:00
  1. 実験3 ~対流の理論値との比較~
    V&Vコンセプト
    強制対流,自然対流と伝導,輻射
16:00 休憩
16:10
  1. まとめ
    伝熱現象のどこが簡単でどこが難しいか
    議論と質疑
17:00 実験室終了
自動車関連/解析
実物を使って測定することでやっている内容がよく理解できた。実験と解析の差について体験できた。各グループでの値のバラつき程度も知ることができ、実験のバラつきを体験できた。
印刷/解析
実際に手を動かすことでより理解が深まると思います。今回は時間が足りませんでしたが、測定と理論の比較考察、誤差の評価まで行うのはとても良いと思いました。
金属/解析
実験→現象の確認という流れでとても理解しやすかった。伝熱を学ぶのにちょうど良いと思います。
電機/解析
輻射だけでなく、伝熱全体の知識を深めることができ、かつ、実験値と理論値の違いの話を聞くことができよかった。
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